膝の基本構造

膝の痛みでお困りの方へ。安心の国家資格者による施術で膝の痛みをしっかり改善致します。

靱帯・半月板損傷

膝の靱帯には、

・ 前十字靭帯(ACL)
・ 後十字靭帯(PCL)
・ 内側側副靱帯(MCL)
・ 外側側副靱帯(LCL)
大腿骨と脛骨の間には関節の滑りを良くし、衝撃吸収を行う、
・ 内側半月板(MM)
・ 外側半月板(LM)

があります。

障害の種類・程度

靭帯損傷

靭帯が部分的に損傷している場合を指し、程度の違いや一時的な痛みや腫れは出ますが、予後日常生活に大きな支障をきたす事は少ないとされています。

靭帯断裂

靭帯が完全に切れてしまい、激しい痛みと炎症症状を伴います。階段の上り下りや正座をしても痛みを感じ、骨がずれるような、膝が向けるような膝関節の不安定感が出始めます。

靭帯の損傷の程度は段階別に分けられています。

I 度:靭帯が強く伸ばされた程度の損傷
II 度:靭帯が部分的に断裂している状態
III 度:靭帯の完全断裂が起きてしまっている状態

半月板損傷

半月板損傷で起こる特徴的な症状として、激しい痛みに伴い、膝がロックされたようにある角度から動かなくなるロッキング現象があります。強い衝撃などで半月板が膝関節の間に挟まり、このような現象が発生します。

原因・要注意肢位

靭帯損傷・断裂:靱帯の過度な引き延ばしにより損傷します。加齢や膝への負担の蓄積では起こりません。
接触型 非接触型
スポーツ中の衝突や、交通事故などで膝に強い衝撃を受けて、起きるパターンです。 ダッシュからの急停止や、回転・方向転換、ジャンプの着地などによる強い衝撃で、無理な力が働き靭帯を損傷してします場合です。
半月板損傷:膝のねじれの動きにより、半月板が強く挟み込まれ損傷します。
外傷 加齢
スポーツ中の怪我など、加重時のひねりや衝撃を原因として起こります。靭帯損傷を合併する場合もあります。 加齢により半月板の変性や水分量の低下によるクッション性の低下で、少しの衝撃で損傷し安くなります。
損傷リスクの高い代表的な動き・体勢

一般的治療法

靭帯損傷・断裂

保存療法

軽度の損傷であれば、ギプスやサポーターで膝を支え、安静にすることで治癒します。
※保存療法でも膝の安定感が戻らず、生活に支障が出る場合にも、手術を行う場合があります。

手術療法

通常、一度断裂すると、元には戻りません。その為、手術による再建が必要になります。しかし、靱帯断裂をした場合でも、器具固定や筋力トレーニングにより手術なしで日常生活と軽い運動が出来ることもあります。手術を実際に行うのは、プロスポーツ選手や、複数の靱帯断裂で歩行も難しいという方などです。

半月板損傷

保存療法

テーピングや装具での補助をし、痛みを和らげるためのリハビリを行います。 安静と局所麻酔やステロイド剤で治療することもあります。

手術療法

痛みが⻑引いた場合や、ロッキング症状になった場合は手術も考えられます。

切除手術

術後回復が早く、早い段階でリハビリに取り組んでいけることが特徴です。 切除面積によってはクッション性が著しく低下し、変形性膝関節症になり易いとされています。

縫合手術

裂けてしまった半月板は縫合し、本来の機能を取り戻します。

いずれにしても、術後は膝の負担を軽減する為、継続的なストレッチ・筋力トレーニングが必要です。

膝関節の安定性

膝関節は以下のものによって、その安定性を保っています。1次制動に含まれるものは強化することが難しい物ばかりですが、2次制動の神経や筋肉に関しては、トレーニングによって強化することが出来ます。
静的支持機構(1次制動) 動的支持機構(2次制動)
骨・半月板・靭帯などによって保たれる安定性 神経-筋によって保たれる安定性
・骨:大髄骨顆、脛骨顆
・半月板:内側、外側
・靭帯:ACL,PCL,MCL,LCL、腸脛・後斜・斜膝窩・弓状膝窩靭帯
・関節包
・大髄四頭筋
・ハムストリングス
・膝窩筋
・腓腹筋
・大髄筋膜張筋
・内転筋(薄筋など)
膝を含む各関節は、曲げる角度や向きによっても安定性が変わります。 膝関節の場合には、伸展時(膝を伸ばしている時)が一番関節の状態としては安定しています。逆に、曲げている時は靭帯が働きにくい体勢となるため、膝の不安定性を感じやすくなります。その為、接触・非接触に関わらず、曲げているタイミングの多い膝関節は、怪我のタイミングやリスクが高い関節とも言えます。

前十字靭帯を切断した場合、脛骨の前方移動距離が膝関節15〜45度屈曲位で約2倍
後十字靭帯を切断した場合、脛骨の後方移動距離が膝関節60〜90度屈曲位で約3倍
になるとされており、代償の大きさがお分かりいただけると思います。

メディカルジャパンにしかできない介入例

AI姿勢分析システム

現在の姿勢から、筋肉が硬くなる部位や痛みの原因となる部位、未来の姿勢などを推定し、施術の方針や効果をよりわかりやすく説明することができます。患者様自身にも体の状態を理解してもらいやすくなりました。

これによって、どこの筋肉を緩めたら良いのか、どこの筋肉をトレーニングしたら良いのかがわかります。自分の身体を認識すれば、何を改善すればよいのかがわかります。もちろん、更に的確な施術も可能となります。そして、このような分析をもとにあなたに合ったトレーニング法と、ストレッチ法をお伝えすることができます。

フットケア

筋力強化訓練
足裏の筋肉体操の指導等。
バランス保持訓練
バランスディスクを使用したエクササイズ等。
タコ,ウオノメ,巻き爪に対する施術
ドイツ式フットケアマシーンによる爪ケア、足裏ケア、巻き爪対策等。
外反母趾への施術
関節調整とテーピング等。

ドイツ式フットケア

魚の目・たこのお手入れにはドイツの専用機器を使用するので肌を傷つけず痛みがなくスッキリ芯を除去できます。 もちろんお手入れ後もすぐに歩いてお帰りになれます。

分厚い爪、がたつきのある爪も専用機器でキレイに整え、爪をツルツルピカピカに仕上げます。

マイオプレッシャー(歩行診断機)

約二万個のセンサーが可動するトレッドミルの上を歩行すると、自身の足圧、重心移動、左右荷重値が分かります。さらに二台のカメラを使用することにより、自身の歩行姿勢も目で確認できます。

歩行診断をすることで、自分の歩き方のバランスを知れて正しい歩き方ができるようになります。歩き方が改善されると体の無駄な動きが減り、正しく使えなかった部分が使えるようになるので体本来の動きを出すことができるようになり体の負担が減ります。また、歩行バランスの悪さからくる体の諸症状の改善もされます。
歩行診断の様子になります。
1年半のリハビリを経てここまで変化がありました!!

インソール・靴処方

マイオプレッシャー(歩行診断機)にて測定した結果に基づき、より体に合ったインソールの作成を可能としています。歩行時の重心バランスの偏りや足の軌道のぶれなどが自身でも確認することができるため、より正確な指標で足裏全体を正しく使って歩けるように改善されます。

体に合ったインソールをいれることで足本来の機能を引き出し、足のアーチがしっかりサポートされ、正しい重心がかけやすくなります。パフォーマンスアップ、持久力向上、疲労軽減、筋肉や人体へのストレスも軽減され、普段の歩き方も楽になります。

【リアライン・コア】【リアライン・バランスシューズ】

リアライン・コアは、体の中心(コア)を構成する骨盤と胸郭の歪みを整えるための運動補助具です。骨盤・胸郭に「歪み(非対称性)」が生じると、背骨全体だけでなく、肩や首、股関節の運動機能にも悪影響を及ぼす可能性があります。

リアライン・コアを装着して10分程度の簡単なエクササイズを行うことで、骨盤と胸郭の歪みを整え、背骨の「最適な運動パターン」を効果的に学習できます。

予防法やリハビリプログラム

突然の外力により発症することが多いため、予防が難しい部分もありますが、日頃から下肢筋力の強化に加え、膝関節の安定性を高めるとレーニングを行うことで、咄嗟のアクシデントにも対応しやすくなります。受傷経験がある方は、再発しやすくなりますので、上記の強化やトレーニングは再発予防の重要な課題となります。

参考文献

来院された方の喜びの声

日常生活からできることをアドバイスしてくれます
学生時代に痛めて以来、痛くなったら、その度治療院などに通って治してもらっていました。今回も同じように痛みが出始め、診てもらったのですが、痛みが繰り返し出ていることを伝えると、歩き方をチェックした方がいいと言われ、チェックしてもらいました。すると、歩き方の癖から膝に負担がかかりやすくなっているということで、歩き方の指導やそれに伴って不足している筋力の強化などもアドバイスしていただきました。まだ、治療途中なので、完全に良くなっているわけではありませんが、歩き方を変えたことによって、自分でも気にしていなかった靴ずれも出なくなりました。その他にも、インソール作成もできるようなので、これから色々とお願いしようと思っています。