動悸
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背景・疫学
心臓の拍動が自分で感じられる状態。
動悸は自覚症状であり他覚症状ではないが、1分間辺り100回を超える心拍が計測された場合には頻脈とされる。
原因
動悸を起こす疾患は多岐に及び、循環器疾患ならばどんなものでも動悸は起こり得る。
例として、虚血性心疾患、心弁膜症、肺炎、消化管出血、貧血、甲状腺機能亢進症、発熱、アルコール中毒、自律神経失調症、パニック障害、うつ病、脱水等があげられる。
一般的治療法
動悸の訴えと心電図検査で異常が確認された場合には原因疾患への対処が必要となるが、異常が指摘されない場合、漢方が治療で用いられることがある。柴胡加竜骨牡蠣湯はストレス依存性の高血圧症に、疲労の症状がある場合には補中益気湯が、胃もたれがある場合には六君子湯などが処方される。
参考文献
ナースのための図解、からだの話、P.11、学習研究社