良性発作性頭位めまい症
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背景・疫学
耳の異常が原因で起こるめまいの中で最も多い病気といわれている。頭を動かしたり、頭がある特定の位置に移動したりすると回転性のめまいが起こる。具体的には、寝返りをうったとき、朝起床時に寝床から起き上がるときなどに、ぐるぐる回転するめまいが起こる。頭を動かした瞬間に始まり、ひどいめまいがするが、同じ姿勢でいると、すぐに軽快し消失する。持続時間は数秒から数十秒くらいである。
また、吐き気や嘔吐を伴うこともある。めまいを繰り返すと、徐々にめまいの症状は軽くなり、めまいは起こらなくなっていく。良性発作性頭位めまい症は、めまい患者さんの20%~40%を占めると報告されている。
原因
内耳に前庭と呼ばれるところがあり、そこに耳石という物質がある。その耳石の一部がはがれて、内耳の別の場所(半規管など)に入り込んでしまうと、めまいが起こるといわれている。
“前庭にある耳石”、“半規管の液体(リンパ)の流れ”などにより、人は体の動きや傾きを感じている。耳石が半規管の中に入り込むことによって、リンパの流れが変わり、めまいを起こすと考えられている。
一般的治療法
めまいの起こる頭の位置を繰り返してとることによって、慣れが生じてめまいが起きなくなっていくため、積極的にめまいを起こすなどの治療が行われる。
姿勢 | 頸部位置 | |
1 |
座位
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左回旋45度
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2 |
背臥位
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左回旋45度+伸展30度
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3 |
背臥位
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右回旋90度+伸展30度
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4 |
右側臥位
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右回旋45度
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5 |
座位
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中間位
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6 |
座位
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屈曲30度
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姿勢 | 頸部位置 | |
1 |
座位
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右回旋45度
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2 |
座位左側屈
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右回旋45度+頸部伸展
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3 |
座位右側屈
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右回旋45度+頸部屈曲
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4 |
座位
|
中間位
|
症状が強かったり、吐き気を伴うこともあるため、症状に応じて吐き気止めなどの薬が処方される。理学療法・運動療法も有効とされる。
良性発作性頭位めまい症と関係するメディカルジャパンにしか出来ない脳血流量改善の介入
(※1)診察や検査を受けても、はっきりとした疾患が特定できず、様々な症状を訴える状態。
頚動脈の絞扼障害が発生すると、大脳や聴覚器に送られる血流のスムーズさがなくなります。
脳は各部位が様々な領域に細分類され、それぞれ異なった機能を担っています。例えば大脳皮質は、細胞構築の差により52領域に細分類されています。このような機能局在は中枢神経の全領域に存在し、脊髄においては、分節ごとに手や足の体性感覚や運動機能を有する体部位局在を有しています。
脳への酸素供給が減少すると、各細胞への栄養が滞り、機能低下を起こしかねません。
メディカルジャパンでは、エコー、超音波医療器、徒手、リハビリ体操などをプログラムし、その方の良性発作性頭位めまい症の改善に取り組んでいます。
2Dエコー(超音波検査)を用いて検査
2Dエコー(超音波検査)を用いて検査をします。2Dエコーは筋肉、腱、靭帯などの軟部組織の観察に優れています。 レントゲンやCTには映らない痛みの原因、つまり観察が不可能なトリガーポイント、筋線維、靭帯、腱などの軟部組織が原因の場合、この2Dエコー(超音波検査)が大変有効です。
胸鎖乳突筋のアプローチ手技治療
首には、筋肉と神経が複雑に入り組み、そこに、脳に栄養を送る太い血管が通っています。呼吸法や姿勢矯正を行うことで、可動範囲の拡大や柔軟性の向上を目指します。早期の改善をめざすため、一人一人に合わせたカウンセリング、カスタマイズ施術、オーダーメード施術をご提供します。
胸鎖乳突筋のアプローチ超音波治療
ピンポイントで超音波を非温熱効果もしくは温熱効果のどちらかで照射します。
超音波→深部熱による脊髄動脈及び動脈叢の血流増大。
さらに高周波治療器・超音波治療器組合せ理学療法機器(アストロン)を使用し、高周波で筋肉の緊張の緩和し、痛みの伝達を抑制する効果を期待できます。
リハビリ体操+呼吸法
バランスは筋肉や骨の問題だけでなく緊張したカラダは呼吸を浅くし、全身の代謝を下げてしまい、不定愁訴や難病の原因ともなるといわれてます。ご自宅で簡単にできる体操をしっかりと指導します。
自宅での胸鎖乳突筋ケア:緊張と痛みを緩和する方法
セルフケアを自宅で行う際には以下の注意事項を守ることが重要です。
※効果の変化: 痛みが増えたり、新たな症状が出た場合は、すぐに停止し、医療専門家に相談してください。
※時間をかける: 時間をかけて行うことが重要です。急いで行うと筋肉が適切にリラックスできず、効果が得られません。
※適度な強度: 強度が強すぎるケアは筋肉にダメージを与える可能性があります。痛みを感じる場合は、強度を下げるか中止してください。