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  • 【美容コラム】美容鍼はニキビに効くの?

    美しい肌を保つために、ニキビは避けたい肌トラブルの一つですが、繰り返すニキビやニキビができやすい体質の方は多くいらっしゃいます。

    今回は、ニキビの原因、要因となる生活習慣、そして美容鍼がもたらすニキビへの効果についてお話しします。

    記事内容
    • 1.ニキビの原因
    • 2.ニキビの原因を生む生活習慣
    • 3.ニキビの種類
    • 4.美容鍼|ニキビへの効果
    • 5.美容鍼のその他の効果

    1.ニキビの原因

    ニキビの原因は複数の要因が組み合わさることにより生じることが一般的です。 主な原因は以下のとおりです。

    ①皮脂の過剰分泌

    皮脂腺が過剰な皮脂を分泌することは、ニキビの主要な原因の一つです。この過剰な皮脂分泌が毛穴を詰まらせ、ニキビの発生を促します。

    ②毛穴の詰まり

    皮脂、角質、細菌などが毛穴内で詰まると、それが炎症を引き起こし、ニキビができる原因となります。

    ③細菌感染

    毛穴内でプロピオニバクテリウム・アクネスという細菌が繁殖することがあり、これが炎症を引き起こす要因となります。

    ④ホルモンの変化

    特に思春期、妊娠、月経周期などでホルモンのバランスが変化すると、皮脂腺の活動が増加し、ニキビの発生が増えることがあります。

    ⑤ストレス

    長期間のストレスはホルモンバランスに影響を与え、皮脂分泌を増加させ、ニキビを引き起こすことがあります。

    ⑥食生活

    高GI(糖質指数)の食品、乳製品、油分の多い食事などが、ニキビの発生に関与することがあるとされています。

    ⑦遺伝的要因

    家族内でニキビが多い場合、遺伝的な要因も関与している可能性があります。

    ⑧環境要因

    大気中の汚染物質や接触した化学物質も皮膚に影響を与え、ニキビの原因となることがあります。

    これらの要因が相互に結びついて、ニキビが発生し、炎症を引き起こすことがあります。ニキビの治療や予防には、これらの要因を考慮し、適切なケアを行うことが重要です。

    2.ニキビの原因を生む生活習慣

    上記で解説したニキビの原因は、生活習慣によって引き起こされている可能性があります。 それぞれ見ていきましょう。

    ①皮脂の過剰分泌→食事、乾燥

    皮脂の過剰分泌は脂質の多い食事や、保湿できていないことにより肌を守ろうとして油分を出している可能性があります。

    ②毛穴の詰まり→食事、間違ったスキンケア

    毛穴の詰まりや角栓は、古い角質と過剰に出た皮脂が混ざることで作られます。脂質の多い食事や、落としきれていない肌の汚れによって引き起こされることが多いです。敏感肌の方の洗浄力の強すぎるスキンケアは肌にとって負担になるので、スクラブや二重洗顔は避け、無添加でしっかり落ち、継続的に丁寧なスキンケアを行うことが重要です。

    ③細菌感染→①②と同様

    ①皮脂の過剰分泌/②毛穴の詰まりによって、毛穴が空気に触れない環境ができます。これにより毛穴内アクネ菌が繁殖しマスクなることで、炎症を引き起こす要因となります。

    ④ホルモンの変化→思春期、妊娠、月経周期中の生活習慣

    特に思春期、妊娠、月経周期などでホルモンのバランスが変化すると、皮脂腺の活動が増加し、ニキビの発生が増えることがあります。周期に合わせて、こまめに皮脂を拭き取ったり、スキンケアを変える、ストレスを溜めないよう、リフレッシュできる自己ケアが必要です。

    ⑤食生活→食品の選び方

    高GI(糖質指数)の食品、乳製品、小麦、油分の多い食事などが、ニキビの発生に関与することがあるとされています。ご自身の体には合わない食品もあるので、可能性のある食品を一定周期控えるなど行ってみましょう。

    ⑥環境要因

    大気中の汚染物質や接触した化学物質も皮膚に影響を与え、ニキビの原因となることがあります。季節によって敏感になりやすい時期を把握しケアしたり、肌に触れる物(まくら, 洗顔後のタオル)を低刺激のものに変えたり工夫してみましょう。

    その他にも以下のような要因があります。

    ・水分不足 十分な水を摂取しないと、皮膚が乾燥し、皮脂分泌が増加する可能性があります。水分を適切に摂ることが大切です。

    ・不規則な睡眠 不規則な睡眠パターンはホルモンのバランスを崩し、皮脂分泌を増加させる可能性があります。十分な質の高い睡眠が必要です。

    ・過度の洗顔 過度な洗顔は皮膚を乾燥させ、逆に皮脂分泌を刺激することがあります。適切な洗顔方法を守ることが大切です。

    ・悪い化粧品の選択 皮膚に合わない化粧品を使用することは、毛穴を詰まらせ、ニキビを引き起こす可能性があります。

    ・顔に手を触れる習慣 手は細菌を運ぶことがあり、顔に触れる習慣があると、細菌感染を促進する可能性があります。

    ・日焼け 過度の紫外線曝露は皮脂腺の活動を増加させ、皮膚の炎症を引き起こすことがあります。

    これらの生活習慣が組み合わさると、皮脂分泌の増加、毛穴の詰まり、炎症の促進などが引き起こされ、ニキビの発生が増えることがあります。健康的な生活習慣を実践し、ニキビの予防に努めることが重要です。

    3.ニキビの種類

    ニキビにはさまざまな種類があり、以下の順番で悪化する可能性があります。

    ◯白ニキビ…毛穴の閉じた部分に皮脂や角質が詰まり、外部には白い膨らみとして現れます。毛穴の詰まりにより皮脂が正常に排出されずコメドを形成します。一般的に、このタイプのニキビは比較的扱いやすく、専門家の指導に従って適切なケアを行うことで改善できることが多いです。

    ◯黒ニキビ…毛穴の開口部が開いた状態で、内部に詰まった皮脂や角質が酸化して黒く見えます。このタイプのニキビは通常、毛穴の中に黒い点として現れ、周囲の皮膚からくり返し出てくることがあります。一般的に炎症を伴わず、比較的軽度ですが、放置していると進行する可能性があります。

    ◯赤ニキビ…赤ニキビは、白ニキビや黒ニキビを放りした結果、皮膚の表面に赤く腫れた隆起を形成するタイプのニキビです。この種のニキビは、通常、炎症を伴い、赤く腫れているため「赤ニキビ」と呼ばれます。 アクネ菌は常在菌ですが、皮脂を好んで繁殖する性質をもっており大量の代謝物質を出します。これにより、毛穴の周辺の組織が刺激され炎症を起こします。炎症とは周辺の皮膚組織を破壊しているということなので、お肌ににきびの跡が残ってしまいます。これを放置してしまうと、炎症がどんどん広がっていき、最終段階の黄(膿疱性)にきびへと進行してしまいます。

    ◯黄ニキビ…ニキビの最終段階になります。化膿した状態が黄色に見えてしまうので、黄にきびとよばれます。アクネ菌が繁殖して重度の炎症が起こると、毛穴に黄色の膿が溜まって腫れあがってしまいます。毛穴の周囲は大きな炎症を起こすため、周囲の皮膚組織が破壊されてしまいます。多くの場合が真皮まで傷ついてしまうためにニキビが改善した後も、へこみや赤み、シミのように見えてしまう色素沈着といった跡が残ってしまいます。

    適切な治療方法を選択するために、ニキビの種類を正確に識別することが重要です。症状が悪化する前に、皮膚科医や専門家に相談し、適切な治療計画を立てることがおすすめです。

    4.美容鍼|ニキビへの効果

    鍼灸は、古くから身体の様々な不調の調整やけがのケア、また病気の予防などに用いられてきました。美容鍼は、たとえ浅く刺したとしても、少なくとも5㎜は肌の深部に到達します。新しい肌細胞が生成される場所は、肌の表面ではなく、基底層やその下の真皮、皮下組織と呼ばれる部分です。美容鍼は、これらの深い部分に直接刺激を与えることができる唯一の方法です。これにより、肌の自然な再生能力を引き出し、肌の新陳代謝を促進します。

    肌のターンオーバー(新陳代謝)は通常、約28日~56日かかり、加齢と共に遅くなります。ターンオーバーの遅延は、肌荒れ、肌のくすみやシミの増加などの問題を引き起こします。

    ー美容鍼の仕組みー ヒトの身体は、損傷すると炎症が生じ、その後、新たな組織に置き換わることで修復されます。

    STEP.01 鍼を打つと、まず真皮に損傷が起こります。目に見える見えないに関わらず、微細な出血が起こるため血小板により、かさぶたが作られ止血します。

    STEP.02 その後、血管外に白血球が増加し侵入してきた細菌や、死んだ細胞などを取り込み死滅させます。仕事を終え自滅した白血球はマクロファージ(大型の食細胞)に貪食されます。死んだ細胞の除去終了後、炎症に関わった化学伝達物質が中和され炎症が終了し、※細胞増殖因子の働きにより新しい細胞が修復されていきます。

    STEP.03 結果、細胞が新しくなり皮膚が柔らかく、シワが薄れ、リフトアップ効果や浮腫み解消にも効果があるのです。 ※細胞増殖因子とは、細胞間の情報を伝達するタンパク質で、様々な細胞を増殖させます。 創傷治癒の過程では、創内の各種細胞の遊走、増殖、細胞外マトリックスの形成、血管新生、再構築などをコントロールしています。 細胞増殖因子としては、bFGF、PDGF、TGF-β、EGFなどがあり、その中でも特に、bFGFは創傷治癒過程において重要な役割を果たしていることが明らかにされており、創傷治癒促進剤として臨床に応用されています。

    ーニキビ改善に関連する美容鍼の効果ー

    ・皮膚の血行促進 美容鍼は皮膚に微細な針を使用して刺すことで、皮膚の血行を促進します。良好な血行により、皮膚細胞への酸素と栄養物の供給が向上し、ニキビの炎症を軽減するのに役立つことがあります。

    ・炎症の軽減 美容鍼の刺激により、皮膚の炎症が軽減される可能性があります。これにより、赤みや腫れが減少し、ニキビの症状が改善されることがあります。

    ・ニキビ跡の改善 美容鍼は、ニキビが治癒した後にできるニキビ跡や色素沈着に対しても効果があるとされています。針の微細な刺激により、肌の再生が促進され、ニキビ跡が薄くなることがあります。

    ・皮脂分泌の調整 美容鍼は皮脂腺の活動を調整する可能性があり、皮脂の過剰分泌を抑制することができます。これにより、新たなニキビの発生を予防する助けになります。

    ただし、美容鍼の効果は個人によって異なる場合があります。美容鍼を検討する際には、経験豊富な美容鍼師や皮膚科医のアドバイスを受け、個人のニキビ状態や皮膚タイプに合った治療プランを立てることが大切です。また、美容鍼後に一時的に吹き出物ができる方もいらっしゃいますが、多くの場合好転反応であり、身体の毒素を外に排出するためにできています。

    5.美容鍼のその他の効果

    美容鍼は、ニキビの治療においてだけでなく、他の美容関連の効果も提供することがあります。以下は美容鍼のその他の効果についての情報です。

    ー肌の若返りー 美容鍼は皮膚のコラーゲンおよびエラスチン産生を促進し、肌のハリと弾力を向上させる助けになります。これにより、しわやたるみの軽減が期待されます。

    ー美肌効果ー 美容鍼によって皮膚の血行が良くなり、肌のトーンが均等化され、くすみが改善されることがあります。これにより、肌が明るく、美しい印象を与えます。

    ーしわとしわの予防ー 美容鍼は表情しわや深いしわの予防に寄与することがあります。皮膚の弾力性が向上し、しわができにくくなる可能性があります。

    ー肌質改善ー 美容鍼は肌質を改善し、毛穴の目立ちを減少させることができます。これにより、滑らかで均一な肌が得られるでしょう。

    ー顔色の改善ー 血行促進により、顔色が明るくなり、くすみが取り除かれることがあります。肌の健康的な輝きを取り戻すのに役立ちます。

    美容鍼は安全で非侵襲的な治療法であり、自然な美しさを引き出すための手段として広く受け入れられています。ただし、効果は個人によって異なる場合があり、経験豊富な美容鍼師と協力して、個別の美容ニーズに合わせた治療計画を立てることが重要です。

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  • 【美容コラム】美容鍼|美容鍼でリフトアップ・小顔が作れる仕組みとは?

    ダイエットやセルフケアでの小顔効果はなかなか出にくいですよね。今回は美容整形を検討する前に試してほしい「美容鍼」での小顔・リフトアップ効果について詳しく解説していきます!

    美容鍼は、副作用やダウンタイムがほとんどないことに加え、肌本来の機能を高め多くの美容健康効果を発揮する施術です。美容鍼の効果と仕組みをしっかり理解し、美容施術の効果を高める内面からのケア(生活習慣)を知って、リスクが少なく長期的に美しさを保てる自分らしい美容法を手に入れましょう!

    記事内容
    • 1.美容鍼とは?
    • 2.効果
    • 3.リフトアップ・小顔になる理由
    • 4.当院でできるサポート
    • 5.美容鍼の効果を高める生活習慣
    • 6.まとめ

    1.美容鍼とは?

    美容鍼は、伝統的な鍼灸を用いて美容効果を追求する施術です。通常の鍼灸療法と同様に、細い針を特定のツボや経絡に刺激することにより、体内のエネルギー流を調整し、健康・美容を促進します。美容鍼では主に顔や首、髪の生え際などの部位に鍼を刺します。

    ー化粧水はどこまで浸透するか知っていますか?ー

    たとえ最高品質のものを使用しても、その成分は肌の表面から角質層(肌の一番外側の層)までしか浸透できません。 もし何かが肌の深部に浸透したとしても、肌は異物が体内に侵入するのを防ぐバリア機能を持っています。そのため、浸透した物質は血液やリンパを通じて体外に排出されます。 また、スキンケア商品はさまざまに分類されており、ドラックストアやコスメブランドで販売される化粧品のほとんどが「医薬部外品」に該当し、”治療”を目的としたものではないため、成分効果一定のラインまでと厚生労働省によって義務付けられています。

    しかし、美容鍼の場合は、たとえ浅く刺したとしても、少なくとも5㎜は肌の深部に到達します。新しい肌細胞が生成される場所は、肌の表面ではなく、基底層やその下の真皮、皮下組織と呼ばれる部分です。美容鍼は、これらの深い部分に直接刺激を与えることができる唯一の方法です。これにより、肌の自然な再生能力を引き出し、肌の新陳代謝を促進します。

    2. 効果

    美容鍼は美容効果が期待できる施術として、多くの人に支持されています。以下に、美容鍼の主な効果を詳しく説明します。

    ①皮膚のトーンアップとツヤ

    美容鍼は皮膚の血行を促進し、酸素と栄養分を運び、老廃物を排除する助けをします。これにより、肌のトーンがアップし、ツヤや明るさが向上します。特に、くすみが気になる方や、健康的な輝きを取り戻したい方に効果的です。

    ②シワとたるみの改善

    美容鍼は、シワやたるみを軽減する助けとしても知られています。鍼の刺激により、コラーゲンとエラスチンの生成が促進され、皮膚の弾力性が向上します。これにより、細かなシワやたるみが目立ちにくくなり、より若々しい印象を持つことができます。

    ③顔のむくみの軽減

    日常生活やストレスによって、顔にむくみが生じることがあります。美容鍼はリンパの流れを改善し、顔のむくみを軽減します。結果として、スッキリとしたフェイスラインが取り戻せます。

    ④肌トラブルの改善

    美容鍼は、肌トラブルにも効果を発揮します。ニキビやニキビ跡、シミ、くすみ、赤ら顔など、さまざまな肌の悩みに対処できる可能性があります。皮膚の健康を改善し、美しい肌を取り戻すサポートをします。

    ⑤ストレス軽減とリラクゼーション

    美容鍼の施術中、リラックス状態に入ることが一般的です。このリラクゼーション効果は、日常のストレスを軽減し、心身のバランスを整えるのに役立ちます。結果として、ストレスによる肌荒れや不調の改善に寄与します。

    ⑥血行促進と新陳代謝の改善

    美容鍼の施術により、皮膚の下の血行が促進されます。これにより、栄養分と酸素が皮膚に行き渡り、老廃物が排出されやすくなります。良好な血行と新陳代謝の改善は、肌の健康を維持し、細胞の再生をサポートします。

    ⑦ストレスホルモンの調整

    美容鍼の施術中、リラックス状態に入ることが多いため、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑制されます。これはストレスの軽減につながり、ストレスによる肌トラブルや体調不良の緩和に寄与します。

    ⑧心身のバランス調整

    美容鍼は伝統的な鍼灸療法の一環として行われるため、体内のエネルギー流である「気」の調整も含まれます。これにより、体と心のバランスが整い、全体的な健康と美容にプラスの影響を与えます。

    ー美容鍼は頭痛や花粉症の改善にも向いてる?ー

    美容鍼は主に美容効果を追求するために行われる施術ですが、一部の患者にとって、頭痛や花粉症などの症状の改善にも一定の助けとなることがあります。頭痛・花粉症ともに顔にツボがありそこに刺鍼することで効果が期待できます。

    1)頭痛の改善 美容鍼は体内のエネルギー流を調整する効果があり、特に緊張型頭痛やストレスによる頭痛に対して効果があるとされています。鍼の刺激により筋肉の緊張が緩和され、血行が改善されることで、頭痛の症状が軽減されることがあります。ただし、頭痛の原因には個人差があり、美容鍼がすべてのタイプの頭痛に対して効果的であるわけではありません。頭痛に悩む場合は、医師や専門家に相談し、最適な治療法を検討することが重要です。

    2)花粉症の改善 美容鍼は免疫系の調整に一定の影響を与えることがあるため、花粉症などのアレルギー症状を軽減する助けになることが報告されています。

    美容鍼は美容目的の施術であり、頭痛や花粉症の治療法として専門的に推奨されるわけではありませんが、一部の患者にとって、美容鍼がこれらの症状の改善に一定の助けとなることがあるため、個別の状況に応じて検討することはできます。美容鍼は個々の状態に合わせてカスタマイズできるため、自身の要望を臨床家にきちんと伝えることが大切です。

    3. リフトアップ・小顔になる理由

    美容鍼がリフトアップや小顔効果をもたらす理由は、複数の要因によるものです。以下に、美容鍼がリフトアップや小顔に寄与する主な理由を説明します。

    ー 血行促進によるリフトアップー 美容鍼の施術により、皮膚下の血行が促進されます。血液や酸素、栄養分が適切に供給され、老廃物が排除されることで、肌のトーンがアップし、肌が引き締まります。この効果により、肌がハリを取り戻し、リフトアップ効果が期待できます。

    ー顔の筋肉の緊張緩和ー 顔の筋肉は表情をつくり出すために重要ですが、日常的な緊張や筋肉の過剰な動きによって、表情筋が過度に発達し、顔の輪郭が変わってしまうことがあります。たとえば、眉間や口周りの筋肉の過剰な緊張は、しわやたるみを引き起こし、小顔効果を妨げる要因となります。その他に顔が大きく見えるエラは「咬筋(こうきん)」と呼ばれる筋肉の発達であり、無意識の食いしばりや歯軋りによる筋肉の肥大が関与しています。美容鍼は、特定のツボや経絡に鍼を刺激することで、表情筋の緊張を緩和します。これにより、筋肉が緩み、顔の輪郭が引き締まります。

    ーコラーゲンとエラスチンの生成促進ー 美容鍼による微細な皮膚刺激は、コラーゲンとエラスチンの生成を促進します。これらの蛋白質は、皮膚の弾力性とハリを維持するのに不可欠であり、肌の若々しさを保つのに役立ちます。 顔の筋肉の緊張が緩和されると、皮膚に対するストレスも軽減されます。その結果、コラーゲンとエラスチンの生成が活発化し、皮膚が引き締まり、リフトアップ効果が現れます。顔全体が引き締まり、小顔効果が期待できます。

    ーリラックゼーションと筋肉の緩和ー 美容鍼の施術中、リラックス状態に入ることが一般的です。このリラクゼーション効果は、表情筋や全身の筋肉の緊張を和らげます。特に、ストレスによって引き起こされる表情筋の緊張が解消され、顔全体がリラックスします。 緊張が解消された筋肉は、自然な位置に戻り、顔の輪郭が引き締まります。この状態が持続することで、リフトアップ効果が続き、小顔が維持されます。

    ーリンパの流れの改善ー 美容鍼はリンパの流れを改善する助けとなります。顔のむくみが軽減され、スッキリとしたフェイスラインが取り戻せます。リンパの滞りが解消されることで、小顔効果が現れることがあります。

    美容鍼は、持続的な施術が効果を最大限に引き出すために必要とされることがあります。また、効果の程度は個人差があるため、専門家との相談を通じて個別の目標に合わせたプランを立てることが重要です。リフトアップや小顔効果を期待する方にとって、美容鍼は自然な美しさをサポートする一つの方法として魅力的です。

    4. 当院でできるサポート

    当院では、国家資格を保持した臨床家が丁寧なカウンセリングをした上でお悩みにあった美容鍼を行います。 また、顔のお悩み改善に重要な首、デコルテ、肩周りも整体やマッサージで調整し、より効果の出やすい体へ導くことができるのも当院の魅力です。

    さらに、肌診断や電気バリブラシ、美容整体などのオプションを追加することもでき、美容の基盤である健康を整え、より美しくなるあなただけの治療プログラムを作ることもできます。

    臨床家は治療による効果を解剖学的にわかりやすく解説し、ホームケア指導も行うのでサロンに比べ安心して通うことができるかと思います。

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    美容鍼

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    5. 美容鍼の効果を高める生活習慣

    美容鍼の効果を最大限に引き出すためには、日常の生活習慣も重要です。以下に、美容鍼の効果を高め、持続させるための生活習慣について詳しく説明します!

    1)健康的な食事 バランスの取れた食事は、美容鍼の効果を支える基本です。新鮮な野菜、果物、タンパク質、健康的な脂肪を含む食事を摂りましょう。特に抗酸化物質を豊富に含む食品(ビタミンC、ビタミンEなど)は、肌の健康を促進し、美容鍼の効果を高めます。

    2) 水分摂取 適切な水分摂取は肌の水分バランスを保つのに重要です。十分な水を飲むことで、肌が潤い、ハリを持続させるのに役立ちます。また、カフェインやアルコールの摂取は控えめにすることが望ましい場合もあります。

    3)睡眠 充分な睡眠は美容鍼の効果を高めるために欠かせません。睡眠中に体が修復と再生を行うため、不足すると肌の疲労が蓄積し、効果が減少します。規則的な睡眠スケジュールを確保し、質の高い睡眠を意識しましょう。

    4)スキンケア 美容鍼の施術後、適切なスキンケアを行うことが大切です。保湿剤や日焼け止めなど、肌の健康をサポートするスキンケア製品を使用し、日常的なスキンケアルーチンを実践しましょう。美容鍼の効果を保ち、肌を美しく保つのに役立ちます。

    5)ストレス管理 ストレスは肌のトラブルや美容への影響を増大させる要因です。リラクゼーション法やストレス軽減の方法を取り入れ、ストレスを軽減することが重要です。美容鍼の施術中にリラックスすることも、ストレス対策の一環として効果的です。

    6)運動 適度な運動は血行を促進し、代謝を改善します。これにより、美容鍼の効果がより効果的に発揮される可能性があります。また、筋力トレーニングは顔の筋肉を引き締めるのに役立ち、小顔効果を強化します。

    7)喫煙や過度なアルコール摂取の制限 喫煙や過度なアルコール摂取は肌の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。できる限りこれらの習慣を制限するか、止めるよう心がけましょう。

    美容鍼の効果を最大限に引き出すために、上記の生活習慣を取り入れることが重要です。美容鍼は肌の改善に寄与しますが、健康的な生活習慣との組み合わせが最良の結果をもたらします。個々の状況に合わせて、これらのアドバイスを実践して、美しさを保ちましょう。

    6. まとめ

    美容鍼におけるリフトアップ・小顔効果は血流改善や筋肉の緊張をとることで発揮されます。また、日常生活での習慣も施術の効果に影響しますので、常に意識することが大切です!

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    トラネキサム酸は、メラニン生成を抑制する効果があり、美白やシミの予防に役立つ内服薬です。特に、紫外線によるダメージが気になる方におすすめです。

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  • 【健康コラム】腰痛改善に”ハムストリングスの柔軟性”が大切な理由とは?

    腰痛は多くの人が悩む症状ですがその原因はさまざまです。しかし腰痛の改善において、腰部の筋肉だけでなく、足の筋肉の柔軟性が重要だということはみなさんご存知でしょうか?

    この記事では、腰痛に関与する足の筋肉<ハムストリングス>の役割、腰痛との関係、ハムストリングスが硬くなる理由、自宅で行えるストレッチ方法、そして専門の腰痛治療について詳しく解説します!

    記事内容
    • 1.ハムストリングスって?
    • 2.腰痛とハムストリングスの関係性
    • 3.ハムストリングスはなぜ硬くなる?
    • 4.自宅でできるストレッチ
    • 5.当院の腰痛治療
    • 6.まとめ

    1.ハムストリングスって?

    ①どこの筋肉

    ハムストリングスは、足の太ももの裏の筋肉です。ここは大きな筋肉グループで、主に膝の屈曲と大腿の伸展に関与するしています。含まれる3つの筋肉は以下の通りです。

    ー大腿二頭筋ー 大腿の後面に位置し、ハムストリングスの中でも最も大きな筋肉です。

    ー半腱様筋ー 大腿の後面、内側に位置します。

    ー半膜様筋ー これも大腿の後面、内側に位置し、半腱様筋に覆われています。

    ②役割

    ハムストリングスは、歩行、走行、ジャンプ、膝の動きにおいて重要な役割を果たし、特にスポーツ選手やアスリートにとって非常に重要な筋肉群です。ハムストリングスの適切な柔軟性と強さを維持することは、下半身の安定性とパフォーマンス向上に寄与します。

    膝の屈曲: ハムストリングスは膝を曲げる動作に関与します。この動作は、歩行時やランニング時、階段の上り下りなど、日常的な活動に欠かせないものです。

    股関節の伸展: ハムストリングスは股関節の伸展にも寄与します。股関節の伸展は、腰の伸展とも関連があり、立位や歩行時における姿勢の維持に影響を与えます。

    下半身の安定性: ハムストリングスは、膝と股関節の適切な安定性を提供し、これによって体のバランスを保ちます。特にスポーツ選手やランナーにとって、ハムストリングスの強さと柔軟性は急激な運動やトレーニング中の怪我予防に重要です。

    ハムストリングスは、適切な柔軟性と強さを維持することが大切で、これによって筋肉のバランスが保たれ、下半身のパフォーマンスが向上します。

    2、腰痛とハムストリングスの関係性

    ハムストリングスと腰痛には密接な関係があります。

    ハムストリングスが硬直すると、骨盤の後ろへ引っ張られやすくなり、腰椎に不必要な圧力がかかることがあります。この状態は、腰部の筋肉や椎間板に過度なストレスをかけ、腰痛の原因となります。腰部の筋肉とのバランスを保つためにハムストリングスが強化されず柔軟性が不足すると、腰部の筋肉との不均衡が生じ、腰痛のリスクが高まります。

    また、正しい姿勢を維持するのが難しくなります。姿勢の悪化は腰痛の原因となり、特に長時間座っている場合に腰部への負担を増加させます。

    慢性腰痛の方は特に腰から下の筋肉バランスを整えることが重要です。

    3.ハムストリングスはなぜ硬くなる?

    ハムストリングスが硬直する理由は多岐にわたります。 以下に、ハムストリングスが硬くなる主な要因をいくつか説明します。

    ❶運動不足 適度な運動を欠いた生活や長時間の座り仕事など、運動不足はハムストリングスの硬直を促進します。筋肉を定期的に伸ばさずに使わないと、柔軟性が低下し、硬くなります。

    ❷長時間の座り仕事 デスクワークや長時間の座り仕事をしている人は、長時間同じ姿勢を維持するため、ハムストリングスが縮こまりやすくなります。このような状況では、ハムストリングスが短縮して硬直しやすくなります。

    ❸過度な筋肉の使用 あるスポーツや運動でハムストリングスを過度に使うことは、筋肉の疲労や硬直を引き起こす可能性があります。特に適切なウォームアップやクールダウンを怠ると、急激な筋肉の負荷が硬直を促進します。

    ❹過去のけが ハムストリングスにけがをした経験がある人は、その箇所が硬直しやすくなります。傷ついた組織が修復される過程で硬直が生じることがあります。

    ❺加齢による筋肉の変化 年齢とともに筋肉の柔軟性が減少し、硬直が起こりやすくなります。老化に伴う筋肉の硬化がハムストリングスの硬直に寄与します。

    ❻適切なケアの欠如 ハムストリングスに対する適切なストレッチやマッサージ、リラクセーションのケアが行われないと、筋肉は硬直しやすくなります。

    ハムストリングスの柔軟性を維持し、硬直を予防するためには、適切なストレッチや運動を定期的に行い、日常生活での姿勢や活動に気を付けることが重要です。

    4.自宅でできるストレッチ

    当院は患者さんの柔軟が必要な筋肉、筋力アップが必要な筋肉を判断し、適切なホームワーク指導を行なっています。 また、自宅でも行いやすいよう、国家資格を保持した臨床家によるトレーニング動画も後悔しています。

    今回は座ったままできるハムストリングのストレッチを紹介します! デスクワーク中の休憩にも行いやすい簡単なストレッチですのでぜひ参考にしてください♪

    5.当院の腰痛治療

    当院の腰痛改善治療では、 ・局所の血流改善 ・筋スパズム(筋肉・筋膜の収縮が続いている状態)の緩解 にて、圧痛部位/硬結部位を中心に施術します。

    腰痛には様々な要因があるので、姿勢や動作、カウンセリング、エコーを使用し適切な処置を検討します。

    ↓以下は、筋肉性の腰痛の場合の鍼灸介入法について紹介します↓

    筋肉、腱、靭帯などの軟部組織の観察に優れている2Dエコー(超音波検査)を用いて検査をします。レントゲンやCTには映らない痛みの原因、つまり観察が不可能なトリガーポイント、筋線維、靭帯、腱などの軟部組織が原因の場合、この2Dエコー(超音波検査)が大変有効です。

    ①患部をエコーで撮影。健側、患側の腰方形筋をエコーで撮影しながら筋の配列の均等、不均等の確認。動いてもらい筋の動き具合の違い確認。 患部を把握することにより医療機治療の精度と効果を向上。

    ②エコーで撮影した筋の滑走性が悪いところにピンポイントで鍼灸。

    ③さらに高周波治療器・超音波治療器組合せ理学療法機器(アストロン)を使用し、高周波で筋肉の緊張の緩和し、痛みの伝達を抑制する効果を期待できます。 高周波治療器・超音波治療器組合せ理学療法機器(アストロン)を用いて「超音波治療+超音波治療」を合わせて行う治療法により、さらに鎮痛効果に対するアプローチを可能としています。

    患者さんの状態によって治療法はさまざまですので、上記は1例です。 痛みを取るための患部への集中的な治療後は、トレーニングやリハビリ、全身のバランス改善を行い、再発を防ぐ体を目指します。

    何度も繰り返す症状や、受診したけど治らない…など、お悩みの方におすすめできるのが当院の治療です。

    6.まとめ

    ハムストリングスの柔軟性は腰痛の予防や改善に重要です。柔軟性を維持し、ハムストリングスの硬直を防ぐために、適切なストレッチと定期的な運動が必要です。腰痛が慢性的な問題となった場合、専門家の治療を受けることが効果的な方法です。

  • 【健康コラム】慢性腰痛改善|柔軟な腸腰筋の重要性

    多くの人が感じる症状の中でも慢性腰痛は毎年上位に入っています。 慢性症状は生活動作・姿勢・習慣から生まれるものがほとんどであり、同時に原因が人によって異なることで改善が難しく、繰り返したり長引く人が多くいらっしゃいます。 このコラムでは、腰痛の要因の1つとして挙げられる”腸腰筋”にフォーカスし解説していきます。腸腰筋の役割や慢性腰痛の原因を理解し、腰痛を引き起こしにくい習慣を手に入れましょう!

    記事内容
    • 1.生活習慣チェック
    • 2.腸腰筋って?
    • 3.慢性腰痛の原因
    • 4.慢性腰痛対策と治療

    1.生活習慣チェック

    ↓腰痛がある方への生活習慣チェック↓

    ◻︎日常的にハイヒールをよく履く ◻︎ハイヒールを履いた後は腰回りが痛い ◻︎反り腰 ◻︎デスクワーク仕事 ◻︎仕事中あまり動かない ◻︎運動はほとんどしていない

    上記に心当たりがある方は、 腸腰筋の緊張による腰痛の可能性が高いです。

    2.腸腰筋って?

    ①どこの筋肉?

    腸腰筋(ちょうようきん)は、腰部に存在する筋肉で、腰椎から大腿骨の上部についています。体幹と下肢をつなぐ唯一の筋肉で、腰部の安定性を提供し、姿勢の維持に重要な役割を果たす大切な筋肉の一つです。 大腰筋・小腰筋・腸骨筋の3つの筋肉で構成されています。

    ②どんな役割?

    腸腰筋は主に、 1)股関節を屈曲 2)骨盤を前傾 の2つの動作をサポートしていいます。

    生活動作では ・階段を登るとき ・歩く、走るとき ・靴下を履くとき  (足を引き上げる動作) ・立位や歩行時の姿勢サポート …

    など、生活動作のあらゆる場面で使われています。 腸腰筋は日常の動作や姿勢の維持において非常に重要な筋肉であり、その健康と柔軟性の維持は慢性腰痛の予防や改善に寄与します。

    ③腸腰筋が硬くなると…

    筋肉は、使える”筋力”を持つことと、可動域を広げる”柔軟性”の2面が大切ですが、生活の中ではどうしても偏りが出てしまい、運動不足による筋力低下や、長時間の圧迫姿勢や角の使用により柔軟性が低下してしまうことがあります。

    特に多いのは、後者の方です。デスクワークの普及により腰回りを長時間圧迫し続け、これをストレッチなどで解消せず毎日繰り返すことで筋肉の状態は慢性化してしまいます。

    腸腰筋か硬くなると以下のような問題が発生します。

    1)姿勢の悪化 腸腰筋の硬直によって、体の正しい姿勢を維持するのが難しくなります。これにより負担がかかり、姿勢が悪化し、腰痛の原因となります。特に反り腰になったり悪化する場合があります。

    2)腰痛や不快感 腸腰筋の硬直は、腰部の筋肉や関節に不快感や痛みをもたらすことがあります。

    3)運動の制約 腸腰筋が硬くなると、腰部の柔軟性が低下し、運動や体の動きが制限されます。これは特にスポーツや身体活動を行う際に過度な負担を腰部にかける可能性が高まります。

    4)神経への圧迫 腰部にある神経に圧迫がかかる可能性があります。この神経圧迫は放射痛やしびれを引き起こし、日常生活に大きな不便をもたらすことがあります。

    腸腰筋の硬直は、慢性腰痛の主要な原因の一つであり、その柔軟性を保つことは重要です。定期的なストレッチや適切なエクササイズを行い、腰部の筋肉を緩め、柔軟性を維持することが、腰痛の予防や改善に役立ちます。

    3.慢性腰痛の原因

    慢性腰痛の多くは、筋・筋膜性腰痛(筋肉性腰痛)と呼ばれ、しっかりとした治療をしなければ何度も繰り返してしまいます。 普段の姿勢や筋肉の疲労状態、筋力や柔軟性の低下が原因となり起こります。激痛ではなく、重だるく、張りや凝るような不快な痛みに悩まされるのが特徴です。

    そのほかに、先天異常や側弯症、腰椎分離症など主に成長に伴っておこるもの、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変性すべり症など主に加齢により生ずるもの、腰椎骨折や脱臼などの外傷、カリエスや化膿性脊椎炎などの感染や炎症によるもの、転移癌などの腫瘍によるものなどがあります。また、解離性大動脈瘤などの血管の病気、尿管結石などの泌尿器の病気、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科の病気、胆嚢炎や十二指腸潰瘍などの消化器の病気、変形性股関節症などの腰以外の整形外科の病気によるものがあります。加えて身体表現性障害、統合失調などの精神疾患や精神的なストレスによる心理的な原因による場合もあります。

    1番代表的な筋・筋膜性腰痛については、大きく分けて3つのタイプに分かれます。 * 01.屈曲型 * 02.伸展型 * 03.回旋型

    01. 屈曲型

    殿筋群やハムストリングスの短縮により体幹前屈動作における骨盤前傾が制限され、疲労・短縮した腰背部の筋が遠心性収縮を強いられて増悪するタイプを指します。日常生活での愁訴としては「靴下を履くときにいたむ」、「椅子に座るときに痛む」などと表現されます。

    02. 伸展型

    腸腰筋や大腿筋膜張筋など股関節屈筋の短縮や過緊張があり、体幹を伸展させる際に骨盤前傾・腰椎前弯が増強して疼痛が増悪するタイプの腰痛を指します。一般的な愁訴として、「椅子から立つときに腰が伸びない」などと表現されます。

    03. 回旋型

    体幹回旋により疼痛が増強されるタイプの腰痛で多くの場合腹筋の緊張が不十分なため回旋動作の際に骨盤前傾が増強し、腰椎に回旋・伸展ストレスが加わるため起こると考えられています。非回旋側では同側の腰方形筋の過緊張により、非回旋側では骨盤前傾が増強して伸展型腰痛と同様のメカニズムが一側に作用して疼痛が増強する例が多くみられます。野球やテニスなど回旋動作を多用するスポーツに多発します。

    それぞれどの動きで腰の痛みが増悪するのかによってどのタイプの腰痛か考えていくのが簡単な見極め方になります。例を挙げると、腰を左右に回した時に痛みが出やすい方だと回線型腰痛と判断できます。しかし、単純に腰だけの問題ではないことが多々あります。 お尻の柔軟性や股関節の可動域はしっかりと確保されているか。お腹の筋力はどうか。普段の立ち姿勢や生活スタイルはどのようにしているのか。ゴルフやテニスなど、身体を頻繁に捻るスポーツをしているのか。など…

    慢性腰痛の原因は多岐にわたり個人によって異なりますので、症状を放置せず、まずは専門家を受診することが大切です。

    4.慢性腰痛対策と治療

    まずはストレッチやエクササイズから始めましょう。 使いすぎた筋肉をストレッチしたり、逆に使わない筋肉をトレーニングしたりすることで、全身の筋肉をバランス良く保ち、綺麗な姿勢を維持しやすくなります。これにより、慢性症状の改善や怪我の予防につながります。

    慢性腰痛に効果的!腸腰筋のストレッチ

    次に生活習慣改善を試みましょう。 姿勢改善や、負荷のかかる動作に気をつけること、体重管理も大切なポイントです。 姿勢や動作は、自分が正しいと思っていても負荷のかかる姿勢だったりします。 1度だけでも自分の正しいと思っている姿勢や歩行を専門家に見てもらうことは、長期的に大きなメリットになります。

    それでも腰痛を繰り返す場合は… すぐに整骨院、治療院を受診しましょう。 ご自身で改善を試みて怪我をする場合もあります。

    当院は国家資格を持つ臨床家が、患者さんの生活習慣と症状を丁寧にカウンセリングします。さらにAI姿勢診断を使用して、痛みを改善するための患部への直接的治療と、要因となる姿勢動作改善へのアプローチを行います。

    お困りの方はご相談ください。

  • 【健康コラム】寒さで肩こり悪化!?冬に慢性症状が悪化するのはなぜ?

    “寒いとカラダがこりやすい” “マフラーをすると肩がこる…” “冬は頭痛になりやすい” …とお困りの皆さん。

    冬こそストレッチが重要です!

    今回は、冬の頭痛・首こり・肩こり・腰痛などの慢性症状について詳しく紹介します! これからますます寒くなる前に、対策を知りケアしていきましょう♪

    記事内容
    • 1.寒さで肩こり悪化…なぜ?
    • 2.冬に気をつけたい症状
    • 3.症状別!ストレッチ紹介
    • 4.慢性症状治療

    1.寒さで肩こり悪化…なぜ?

    冬に肩こりで悩まされることが多いと思いませんか? その理由は、気温の変化によって起こる身体の”防御反応”と深く関わりがあります。

    ー体温を守るための身体機能ー

    体温を守るために生じる体の機能は、体温の維持を目的としてさまざまな生理学的メカニズムによって調節されています。体温調節は、酵素反応や代謝プロセスの正常な進行、免疫機能の適切な働きなど、多くの生体機能にとって重要です。

    ①発汗

    体温が上昇すると、脳の視床下部が刺激を受け、発汗中枢が活性化します。これにより、皮膚表面に水分が分泌され、蒸発によって体温を下げる効果があります。 役割: 発汗は熱を逃がし、体温を下げることで適切な範囲に調節します。

    ②血管収縮・拡張

    寒冷な環境では、血管が収縮して皮膚からの熱損失を減少させ、内部の温かさを保ちます。逆に、体温が上昇すると血管が拡張して熱を逃がします。 役割: 血管の収縮・拡張は体温の調節を通じて、内部の温度を一定に保ちます。

    ③代謝調節

    寒冷な環境では、体内の代謝率が上昇してエネルギーを発生させ、体温を維持します。逆に、高温の環境では代謝率が低下して体温を調節します。 役割: 代謝調節は体温の変動に対応してエネルギーの生成や利用を調整し、適切な温度を維持します。

    ④寒さに対する筋肉収縮

    寒冷な環境では、筋肉が収縮して体を震わせることがあります。これによりエネルギーが発生し、体温が上昇します。 役割: 寒冷な環境への適応として、筋肉の収縮が体温の維持に寄与します。

    これらの機能が連携して、外部の気温変化や体内の状態変化に対応して体温を適切に維持することができます。体温調節の失調は、低体温症や熱中症などの健康問題を引き起こす可能性があります。

    気温が下がる冬は、②〜④に該当します。 そのほかに、肩こりの場合は寒さからくる以下の理由により悪化する場合があります。

    1)筋肉の収縮と硬直 寒冷な環境では、筋肉が収縮しやすくなります。特に首や肩の周辺の筋肉は寒さに敏感であり、収縮や硬直が生じやすくなります。これにより、血液の流れが悪くなり、酸素や栄養の供給が不足し、筋肉がこりやすくなります。

    2)血行不良 寒冷な気温にさらされることで、血管が収縮して血行が悪化します。良好な血行は筋肉や組織に酸素や栄養素を運び、老廃物を取り除く役割があります。寒冷な状態ではこれが阻害され、筋肉のこりや痛みが生じやすくなります。

    3)姿勢の変化 寒い季節になると、体を温めるために身を縮こませることがあります。これにより、姿勢が悪くなり、特に首や肩に負担がかかりやすくなります。悪い姿勢は肩こりの原因となります。

    4)運動不足 寒冷な天候により外での運動が減少することがあります。運動不足は筋肉の血行を悪化させ、こりや痛みを引き起こす可能性があります。

    これらの要因が組み合わさり、寒冷な環境下で肩こりが悪化することがあります。寒い季節には十分な防寒対策を心掛け、適度な運動やストレッチを行い、正しい姿勢を保つことが大切です。

    2 冬に気をつけたい症状

    肩こり以外に、冬の気温低下により発症/悪化しやすい症状を紹介します。 これらの症状に対する早期の注意や対策を行うことで、健康を維持しやすくなります。

    ー頭痛ー 寒冷な気温や乾燥した空気、寒暖差の急激な変化が頭痛の原因となります。また、冬場は風邪やインフルエンザが流行しやすいため、これらの感染症による頭痛も注意が必要です。さらに寒さにより悪化した肩こりが要因となり血行不良による頭痛も起きやすい時期になります。

    ー首こり・肩こりー 寒冷な環境に晒されることで筋肉が収縮しやすくなり、首や肩のこりが生じやすくなります。悪い姿勢や運動不足もこれを悪化させる要因です。

    ー呼吸器症状ー 寒冷な空気や乾燥した環境が気道を刺激し、風邪や喘息の発症リスクが高まります。喉の痛みや咳、息切れに注意が必要です。

    ー冷え性ー 寒冷な季節になると手足が冷えやすくなります。これが慢性的に続くと、冷え性になる可能性があります。冷え性は全身の血行不良や慢性痛の原因となります。

    ー関節痛ー 寒冷な気温が関節に影響を与え、関節痛を引き起こすことがあります。特に関節炎を患っている人は冬季の注意が必要です。

    ー皮膚トラブルー 低温と乾燥した空気が肌を乾燥させ、かぶれやひび割れなどの皮膚トラブルが起こりやすくなります。特に手や顔、唇に注意が必要です。

    これらの症状に対処するためには、適切な防寒対策、バランスの取れた食事、適度な運動、手洗いやうがいなどの感染予防策を心掛けることが重要です。また、異常な症状が続く場合は、早めに医師に相談することが大切です。

    3.症状別!ストレッチ紹介

    寒さがます冬の季節は、筋肉が硬くなりそれによる血行不良、そしてさまざまな症状が起こりやすいため、温活や筋肉の柔軟性を高めることが重要です。

    ▼お家でできるストレッチを紹介▼

    -腰痛- ・慢性腰痛に効果的!腸腰筋のストレッチ

    -姿勢改善- ・股関節ガチガチの向け!ストレッチ姿勢改善!!

    -頭痛- ・頭痛改善!! 肩甲挙筋のストレッチ

    -冷え性・むくみ改善- ・ハムストリングのストレッチ

    当院では、治療だけでなく症状の再発防止や、これから発症する可能性のある症状への対策として、一人ひとりのお身体の状態に適したホームワーク指導を行っています。

    また、より多くの方に安全なストレッチ・トレーニングを行っていただくため、国家資格者が簡単で効果的なホームワークをYouTubeにて配信しています。

    4.慢性症状治療

    慢性症状の治療には、症状の原因や程度に応じてさまざまなアプローチがあります。 以下は、慢性症状に対する一般的な治療法のいくつかです。 ただし、具体的な症状や状態によっては、個々の症状に合わせた専門的な治療が必要な場合があります。医師や専門家の指導を受けることが大切です。

    1.)生活習慣の改善 適切な運動: 適度な運動は筋肉を強化し、血行を促進させることができます。ただし、運動の際には症状を悪化させないように注意が必要です。

    健康的な食事: バランスの取れた食事は全身の健康をサポートし、慢性症状の改善に寄与します。特に抗炎症性の食品や栄養素を摂ることが重要です。

    ストレス管理: ストレスが慢性症状を悪化させることがあります。リラックス法やストレス軽減の方法を取り入れ、心身のバランスを保つことが重要です。

    2.)理学療法 マッサージ: 筋肉の緊張をほぐし、血行を促進させることができます。特に肩こりや腰痛などに対して有効です。

    運動療法: 筋力トレーニングやストレッチを通じて姿勢や運動機能を改善し、慢性症状の緩和に寄与します。

    3.) 専門的な治療 鍼灸療法: 鍼や灸を用いて体のエネルギーバランスを整え、症状の緩和を図ります。

    カイロプラクティック: 骨格や神経系にアプローチし、慢性的な症状に対する改善を目指します。

    慢性症状の治療は継続的であり、一度の治療だけでなく、生活習慣や予防策の見直しも含めた総合的なアプローチが求められます。

    当院では、患者さんへ症状や日常生活についてを詳しく丁寧にカウンセリングし、国家資格者とAIによる姿勢診断によって現在の体の状態をしっかりと評価します。そこから導き出される適切な治療(整体整骨・マッサージ・鍼灸・リハビリ・トレーニング・医療機器…)を組み合わせ、一人一人のお体にあった治療プログラムをご提案します。

    さらに当院では、4D整体や超音波鍼灸、メディカルマッサージなど西洋医学的観点から化学的根拠に基づいた医療をご提供しています。

    詳しくはこちら↓

    肩こり