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  • 【健康コラム】夏こそ注意!7・8月の冷えやゾワゾワ感…それって冷え性!?

    夏は暑いイメージが強いですが、実は多くの人が夏に冷え性に悩まされています。冷房のきいた室内と屋外の気温差、冷たい飲み物やアイスクリームの摂取などが原因となり、体内のバランスが崩れてしまうことがあります。本コラムでは、夏の冷え性について詳しく解説し、冷え性のリスクや改善方法についてもご紹介します。

    記事内容
    • 1.冷え性とは何か?
    • 2.冷え性の原因と夏の特徴
    • 3.夏の冷え性がもたらすリスク
    • 4.夏の冷え性を改善する方法
    • 5.体を冷やさないための夏の注意点
    • 6.まとめ

    1.冷え性とは何か?

    冷え性とは、体温調節機能が低下し、体の中心部である体幹や手足が十分な血液供給を受けられず冷たくなる状態を指します。

    ー代表的な症状ー

    ・手足の冷え/体が固まりやすく運動能力の低下 ・肩こり ・腰痛 ・むくみ ・頭痛 ・だるさ ・食欲低下 ・吐き気   など

    冷え性は女性に多く見られ、特に冬に悪化するイメージがありますが、夏にも深刻な冷え性症状が現れることがあります。

    冷え性の根本的な原因は、血管が収縮して血液の循環が悪くなることにより、体の一部が冷える現象です。体温が下がることで、免疫力が低下しやすくなります。さらに、冷えた血液が全身に行き渡らないことで、新陳代謝が低下し、疲労感や体力の低下を招く可能性があります。また、女性の場合は生殖機能にも影響を与え、生理不順や月経痛の原因にもなることがあります。

    2.冷え性の原因と夏の特徴

    夏の冷え性の原因としては、冷房による急激な温度変化が挙げられます。屋外の暑い気温と冷房の効いた室内の温度差は、体温調節を狂わせ、血液循環が悪化し冷え性を引き起こします。また、夏は冷たい飲み物やアイスクリームの摂取が増えることで内臓温度を低下させることで血液循環を悪くし、冷え性を悪化させる要因となります。

    夏の特徴的な冷え性としては、冷房の影響により手足が冷たくなりやすいことが挙げられます。また、夏は暑さから血管が広がりやすく、逆に冷房の冷たさによって急激な収縮が起こりやすいため、体温調節が乱れやすくなります。これにより、体温調節機能を持つ自律神経が乱れ、体の表面温度が下がり、手足の末端が冷えやすくなるのです。

    3.夏の冷え性がもたらすリスク

    冷え性はただの不快感だけでなく、さまざまな健康リスクをもたらすことがあります。 冷えた体は免疫力を低下させ、風邪や感染症への抵抗力が弱まります。また、血流が悪くなることで、新陳代謝が低下し疲労感や体力の低下を招く可能性もあります。さらに、冷え性は生殖機能にも影響を与え、女性の場合は生理不順や月経痛の原因にもなることがあります。

    夏の冷え性によるリスクは、冷えによる免疫力低下が最も深刻なものと言えます。特に夏はウイルス感染や細菌感染のリスクが高まる季節であり、免疫力が低下することで感染症にかかりやすくなります。また、夏の暑さによって体力が消耗しやすくなるため、冷え性に悩まされるとさらなる疲労感を感じやすくなります。冷え性が持続することで、日常生活にも支障をきたす可能性があります。

    4.夏の冷え性を改善する方法

    夏の冷え性を改善するためには、体温調節を整えることが重要です。

    ①こまめな水分補給や温かい飲み物・常温の飲み物の摂取

    体内循環を良くする為こまめな水分補給は重要です。特に夏は体温調節のために多くの水分が排出されるため、水分摂取を心がける必要があります。体温や環境変化に応じて飲み物の温度を変えることも重要です。

    ②室内での適度なストレッチ・軽い運動

    デスクワークの場合は姿勢や運動量の影響で特に血流が悪くなりますが、夏の室内は薄着でかなり冷える場合も少なくありません。休憩や定期的なストレッチ、夕方など暑くない時間帯での軽い運動をお勧めします。

    ③常温の飲み物や温かい食事

    夏は冷たい食べ物を好んでしまいますが、三食に一回は味噌汁やスープで内臓を温めてあげましょう。冷え性改善だけでなく、代謝アップや肌質の改善につながります。

    ④鍼灸による経穴へのアプローチ

    経穴へご自身で指圧することでもメリットはありますが、鍼灸の場合より作用があります。女性の生殖器機能の向上や自律神経を整えることに向いており、当院でも女性専用鍼灸整骨院にて高い評価を得ています。

    また、おうちでできる指圧もYouTubeにてご紹介していますのでご覧ください。

    これらの対策を実践することで、夏の冷え性を軽減し、快適な季節を過ごすことができるでしょう。

    5.体を冷やさないための夏の注意点

    冷房の効いた室内にいる際は、薄手の羽織ものを持参して体温調節を行いましょう。室内と屋外の温度差に体がついていけないことが冷え性を悪化させる要因となるため、調節しやすい服装を心掛けることが大切です。特に睡眠中に体を冷やすことの健康被害は大きいですので、1枚でも布団やタオルケットを体にかけて寝るようにしましょう。

    また、夏は汗をかきやすい季節でもありますが、汗をかいた後の冷房の効いた場所への直行は避けましょう。汗をかいたまま冷房に当たることで、体温が急激に下がり冷え性を引き起こす可能性があります。タオルで汗を拭ったり、水分補給を心掛けたりすることで、体を冷やしすぎないようにしましょう。

    6.まとめ

    夏にも冷え性に悩まされることがあることを理解し、体温調節を心掛けることが重要です。夏の冷え性は健康リスクをもたらすだけでなく、日常生活にも支障をきたす可能性があります。適切な対策を講じることで、快適な夏を過ごし健康を守りましょう。夏こそ注意が必要な冷え性に対して、正しい知識と対策を持つことで、より健康的で快適な夏を迎えることができるでしょう。

  • 【美容コラム】夏に美肌を目指すなら!鍼灸が促す健康的な肌ケア

    夏は紫外線や高温多湿による肌ダメージが気になる季節で、適切なケアが必要です。そこで、今回のコラムでは「夏用の肌ケア」について詳しく解説します。自分でできる方法と鍼灸・整骨院でのアプローチを合わせてご紹介し、健康的で輝く美肌を手に入れるためのヒントをお伝えしていきます♫

    記事内容
    • 1.夏の肌荒れの原因とは?
    • 2.自分でできる美肌ケア方法
    • 3.鍼灸がもたらす美肌効果とは?
    • 4.整骨院での肌ケアのメリット
    • 5.夏におすすめの鍼灸・整骨院メニュー
    • 6.美肌を保つための生活習慣
    • 7.まとめ

    1. 夏の肌荒れの原因とは?

    夏の肌荒れは主に紫外線や暑さ、湿度の影響を受けることが原因とされています。紫外線によって肌のコラーゲンやエラスチンが破壊され、乾燥やシミ、シワなどが引き起こされます。また、暑い環境では肌の水分が蒸発しやすくなり、肌の内部の乾燥が進んで肌トラブルが増える場合や、逆に多湿により雑菌が増えやすい肌環境でニキビや吹き出物が発生してしまうこともあります。原因を自分で見つけることは簡単ではありませんが、考えられる要因を知っておくことから始めましょう。

    2.自分でできる美肌ケア方法

    夏の美肌を目指すためには、以下の自分でできるケア方法が効果的です。

    * 日焼け止めの使用:外出時には紫外線対策として、適切なSPFの日焼け止めを使用しましょう。 * 適度な保湿:化粧水や乳液などでこまめに保湿を行い、肌の乾燥を防ぎます。 * 余分な皮脂の拭きとり:オイリーや混合肌の方は殺菌が増えやすいこの季節要注意です。肌環境を守る為ティッシュなどで余分な保湿液や皮脂を軽く拭き取ってみましょう。 * 温度調節:冷房やクーラーの使用による急激な温度変化を避け、肌の負担を軽減しましょう。 * 野菜や果物を積極的に摂る:ビタミンやミネラルを含む野菜や果物をバランスよく摂ることで、肌の健康をサポートします。

    その他、当院では美容専門の動画もYouTubeにてUPしていますので、ぜひ実践してみてください♫

    【美容セミナー2022】

    ①【美容】顔のたるみの原因は姿勢にあった!?たるみ改善・予防の「姿勢指導」   ②【美容】枕で小顔!?顔のエラは筋肉のコリだった。〜食いしばり改善の枕の合わせ方〜   ③【美容】たった2分!?国家資格者が教える<ほうれい線改善>のヘッドケア  ④【美容】鍼灸師が教える!肌荒れ改善の最強耳つぼマッサージ ⑤【美容】小顔の常識!むくみ改善<最強ツボ5選> ⑥【美容】有料級動画…シワ消える!?美容鍼で実際に行うマッサージを鍼灸師が解説  ⑦【美容】今日から実践!シミを残さない紫外線対策 ⑧【美容】プロが教える!目のくま解消<専門トレーニング4選>

    3. 鍼灸がもたらす美肌効果とは?

    鍼灸は、体内のエネルギーパターンである経絡を調整し、全身のバランスを整える効果があります。鍼や灸を用いて血行を促進し、肌の新陳代謝を活性化させることで、美肌効果が期待できます。また、鍼灸はストレス解消にも効果的であり、ストレスによる肌荒れを改善することにも役立ちます。

    当院では、適正価格で信頼できる国家資格者が基盤となる健康を促進して美肌を目指す美容鍼をご提供しています。お悩みに合わせた刺鍼+首・肩周りの整体に、ご希望があればオプション料金で電気バリブラシや530フェイシャルなどもつけることができます。

    4.整骨での肌ケアのメリット

    肌ケアはスキンケアや食事が大切というのはもちろんですが、姿勢改善で顔周りのコリや血流の改善を促すことも基盤として重要な要素となります。巻き肩や猫背、ストレートネックの方は特に正しい姿勢を保つことで、肩こりや首こりの緩和に加え、顔の筋肉の緊張を解放し、肌の血行や代謝を改善する効果が期待されます。また、整骨院では体のゆがみを整えることで免疫力を高め、肌のトラブルにもアプローチすることができます。

    5.夏におすすめの鍼灸・整骨院メニュー

    夏の美肌ケアに適した鍼灸・整骨院のメニューを紹介します。

    * 美容鍼:小さな鍼を使用し、顔の経絡を刺激することで肌の血行やリフトアップを促進します。 * パイラシーリング・オイルマッサージ:リンパの流れをスムーズにし、代謝を促進します。 * 骨盤調整:骨盤の歪みを整えることで、全身のバランスを整え、肌のトラブルを改善します。 * 肩甲骨・胸郭矯正:柔軟でコリにくい上半身を作ることで呼吸機能の向上や顔の筋肉の柔軟性UP・血流促進

    6.美肌を保つための生活習慣

    美肌を保つためには、日常の生活習慣にも注意が必要です。

    ①良質な睡眠を確保 睡眠不足は肌荒れの原因となるため、十分な睡眠を心掛けましょう。

    ②ストレスケア ストレスは肌にも影響を与えるため、ストレスを軽減する方法を見つけて日々の生活に取り入れることが大切です。ウォーキングやヨガなどのリラックス効果のある運動や、趣味に没頭する時間を持つことで心身のリフレッシュが可能です。

    ③水分補給 夏は暑さで水分が失われやすい季節です。適切な水分補給を心掛け、肌の乾燥を防ぎましょう。水分を多く含む野菜や果物を食事に取り入れることもおすすめです。

    ④タバコやアルコールの控え 喫煙や過度のアルコール摂取は肌の老化や肌荒れを促進する要因となります。美肌を保つためには、できる限り控えることが望ましいです。

    7.まとめ

    夏の紫外線や暑さなどの影響で肌荒れが気になる時期には、適切なケアが必要です。自分でできる方法と鍼灸・整骨院のアプローチを組み合わせることで、健康的な美肌を手に入れることができます。

    自分でできる美肌ケアでは、日焼け止めの使用やこまめな保湿、野菜や果物の積極的な摂取などを心掛けましょう。また、鍼灸は肌の血行やリフトアップを促進し、美肌効果が期待できます。整骨院では姿勢や骨格の歪みを整え、肌の代謝を改善することができます。 さらに、日常の生活習慣にも気を配り、良質な睡眠やストレスケア、水分補給などを行うことで、美肌を保つサポートをします。美肌を目指すなら、自分自身のケアに加えて鍼灸や整骨院でのプロのアプローチを活用し、健康的で輝く美肌を手に入れましょう。 肌荒れに悩まされることなく、自信に満ちた美しい肌を手に入れることを願っています。夏を楽しみながら、健康的な美肌を手に入れるために、ぜひこれらのケア方法を試してみてください。

  • 【健康コラム】夏の辛い頭痛…その理由は気温にあった!原因と対策を鍼灸・整骨院が詳しく解説

    夏は楽しいイベントやアクティビティが盛りだくさんの季節ですが、一方で気温の上昇や湿度の高さなど、様々な要因が頭痛を引き起こす原因になります。

    本コラムでは、夏の頭痛の主な原因と自分でできる対策のほか、鍼灸・整骨院での効果的な対応について詳しく解説します。 快適な夏を過ごすために、頭痛に悩まされることなく楽しい季節を迎えましょう♫

    記事内容
    • 1.夏の頭痛の主な原因とは?
    • 2.夏頭痛の様々な要因とその対策
    • 3.頭痛対策とメリット
    • 4.まとめ

    1.夏の頭痛の主な原因とは?

    夏の頭痛は気温の上昇に伴う様々な要因が挙げられます。まず、気温の上昇による脱水が頭痛を引き起こす一因となります。夏は高温のため、多くの汗をかくことで体内の水分が失われがちです。脱水により脳の組織が収縮し、頭痛を発生させることがあります。

    また、熱中症も夏の頭痛の主な原因です。高温多湿な環境で過ごすことで体温調節が乱れ、熱中症にかかるリスクが高まります。熱中症による頭痛は、脳の血管が収縮することで引き起こされることが多いです。

    さらに、夏の花粉やカビなどのアレルギー反応によっても頭痛が発生します。花粉症やアレルギーによって鼻づまりや副鼻腔炎が引き起こされ、それによる頭痛が生じることがあります。

    その他に、強い日差しや紫外線も頭痛の要因となります。目や頭皮が刺激されることで、頭痛を発生させることがあります。さらに、夏は変動しやすい気候・気圧の影響や、暑さによるストレスから来る場合も。

    これらの要因を把握し、適切な対策を講じることで夏の頭痛を軽減できる可能性があります。

    では、頭痛の様々な要因とその対策を見ていきましょう。

    2.頭痛の様々な要因とその対策

    【1. 脱水が引き起こす頭痛とその対策】

    夏の暑い日は脱水が頭痛の原因となります。脱水は体内の水分量が不足する状態で、これにより体内の血液量が減少し、脳に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。脳の組織が収縮して頭痛を引き起こすことがあります。 脱水による頭痛を予防するためには、適切な水分摂取が重要です。特に夏は暑さによって多くの汗をかくため、水分補給をこまめに行う必要があります。暑い屋外で活動する際には、水筒を持ち歩いてこまめに水を飲むよう心掛けましょう。また、食事にも注意が必要です。果物や野菜に含まれる水分を摂ることで、脱水を予防することができます。さらに、アルコールやカフェインを控えることも脱水対策として効果的です。これらの対策により、夏の脱水による頭痛を軽減することができます。

    【2.熱中症と頭痛の関係と予防方法】

    夏の高温多湿な環境では、熱中症にかかるリスクが高まります。熱中症は体温調節が乱れ、体内の水分や塩分が不足することで発生します。熱中症によって、体の中心部にある脳が十分な血液供給を受けられず、頭痛の原因となることがあります。 熱中症を予防するためには、以下の対策が重要です。

    ❶適切な水分補給 暑い環境ではこまめに水分を摂ることが必要です。水分補給だけでなく、塩分を含むスポーツドリンクを適宜摂取することで、水分や塩分のバランスを保つことができます。 ❷適度な休息 高温の日には体を休める時間を確保し、熱中症のリスクを軽減します。長時間の屋外活動は避け、涼しい場所で休憩を取るよう心掛けましょう。 ❸避暑対策 室内でエアコンを利用したり、扇風機を活用したりして、体温上昇を防ぐことが大切です。室内を涼しく保つことで、熱中症のリスクを低減できます。 ❹軽い食事 重い食事は消化に時間がかかり、体力を消耗します。夏は消化に負担の少ない軽めの食事を心掛け、体力を維持することが大切です。

    これらの対策を実践することで、熱中症による頭痛を予防し、健康的な夏を過ごすことができます。

    【3.花粉症やアレルギー反応による頭痛への対処法】

    夏には花粉やカビなどのアレルギー反応が多くなることがあります。これらのアレルギー反応によって、鼻づまりや副鼻腔炎が引き起こされ、それによる頭痛も発生します。花粉症やアレルギー反応による頭痛を軽減するためには、以下の対処法が有効です。 ❶花粉対策 外出時にはマスクを着用することで、花粉の侵入を防ぐことができます。帰宅後は洋服をこまめに洗濯し、花粉を取り除くよう心掛けましょう。 ❷室内のケア 室内ではエアコンを使い、部屋の窓を閉めることで花粉の侵入を防ぐことができます。また、加湿器を活用して部屋の湿度を保つことも効果的です。 ❸薬の利用 市販の抗ヒスタミン剤や点鼻薬などを利用して、アレルギー症状を軽減させることができます。ただし、医師の指示に従って正しく使用することが重要です。

    これらの対処法を実践することで、夏の花粉症やアレルギー反応による頭痛を和らげることができます。

    【4.日差しや紫外線による頭痛への対策】

    強い日差しや紫外線は、目や頭皮を刺激して頭痛を引き起こすことがあります。夏の日差しは特に強く、長時間の直射日光にさらされることで頭痛が発生する可能性が高まります。日差しや紫外線による頭痛を軽減するためには、以下の対策が有効です。 ❶帽子やサングラスの着用 帽子をかぶることで頭皮を日差しから守り、サングラスをかけることで目を紫外線から守ることができます。特に広いつばのついた帽子や、紫外線カット機能のあるサングラスを選ぶと効果的です。 ❷日陰での過ごし方 長時間の屋外活動時は、日陰で休憩を取ることで直射日光から避けることができます。日差しが強い時間帯は特に注意が必要です。 ❸目のケア 長時間のスマートフォンやパソコンの使用は目の疲れを引き起こすことがあります。こまめに目を休めたり、目薬を使用したりして目のケアを行いましょう。

    これらの対策を実践することで、日差しや紫外線による頭痛を予防することができます。また、日焼け対策も同時に行うことで、肌の健康も保ちながら快適な夏を過ごすことができます。

    【5. 急激な気圧の変化と頭痛への対応】

    夏は気象が不安定なことが多く、急激な気圧の変化が頭痛の原因となることがあります。気圧の変化による頭痛は、偏頭痛や片頭痛の悪化に繋がることがあります。 急激な気圧の変化が予想される日には、以下のような対応を行うことで頭痛を軽減できるかもしれません。 ❶天気予報の確認 気圧の変化が激しい日には天気予報をチェックしておくことが大切です。天気予報がわかれば、気圧の変化に対応する準備ができます。 ❷室内での過ごし方 気圧の変化が激しい日は、できるだけ室内で過ごすようにしましょう。屋外での活動を控えることで頭痛のリスクを軽減できます。

    これらの対応を取ることで、気圧の変化による頭痛を和らげることができるかもしれません。しかし、気圧の変化による頭痛は個人差があるため、体調や症状に応じて適切な対応を行うことが重要です。

    3.鍼灸・整骨院での頭痛対策とメリット

    自分でできる対策だけで頭痛が改善しない場合、鍼灸や整骨院の専門家のアドバイスを受けることが有益です。

    鍼灸や整骨院は、症状に合わせた個別の施術を行い、頭痛の原因を追求し根本から改善するアプローチを取ることができます。

    鍼灸は、経絡(けいらく)と呼ばれる体内のエネルギーパターンに着目して、体のバランスを整える治療法です。鍼や灸(きゅう)を用いて、血流や神経の働きを改善し、頭痛を緩和する効果があります。

    一方、整骨院では、骨格や筋肉の歪みやズレを調整する施術を行います。姿勢の改善や筋肉の緊張をほぐすことで、頭痛の原因となる身体の不調を改善することができます。

    これらの専門家のアドバイスを受けることで、自分では対処しにくい頭痛に対しても効果的なアプローチが期待できます。また、鍼灸や整骨院の施術は薬を使用しない非薬物療法であるため、副作用の心配もないというメリットもあります。

    お困りの方は当院へご相談ください。

    【頭痛】鍼治療|後頸部・経穴名・天柱@メディカルジャパン

    4.まとめ

    夏の頭痛の主な原因は気温の上昇や気象の変化、脱水や熱中症、花粉症、日差しや紫外線、急激な気圧の変化、そして夏のストレスなどが挙げられます。これらの要因を把握し、適切な対策を講じることで夏の頭痛を軽減できる可能性があります。

    脱水が引き起こす頭痛を予防するためには、適切な水分補給とバランスの取れた食事を心掛けることが重要です。 熱中症による頭痛を予防するためには、適切な水分補給と避暑対策を徹底し、過度な暑さを避けるよう心掛けましょう。 夏の花粉症やアレルギー反応による頭痛を軽減するためには、花粉対策や室内のケア、薬の利用を適切に行うことが有効です。 また、強い日差しや紫外線による頭痛を予防するためには、帽子やサングラスの着用、日陰での過ごし方、目のケアが重要です。 さらに、気象の不安定さによる頭痛を軽減するためには、天気予報の確認や室内での過ごし方に気を配ることが大切です。

    自分でできる対策だけでは頭痛が改善しない場合、鍼灸や整骨院の専門家のアドバイスを受けることがおすすめです。鍼灸や整骨院は個別の施術を行い、頭痛の原因を追求し根本から改善するアプローチを取ることができます。これらの専門家のアドバイスを受けることで、自分では対処しにくい頭痛に対しても効果的なアプローチが期待できます。

    夏の頭痛に悩まされることなく、適切な対策を実践して快適な夏を楽しんでください。健康な体と心を保ち、充実した夏を過ごすことができることを願っています。

  • 【健康コラム】代謝アップに即効性!夏にお勧めの大腿筋トレーニング

    夏は気温や湿度の上昇による環境の変化があり、それに伴う身体への影響も多くありますが、適切なトレーニング方法を取り入れることで健康維持や適応力の向上が期待できます。

    このコラムを読むことで、夏の環境的特徴や症状について理解し、より快適に過ごすための運動法を知ることができます。安全で効果的なトレーニング方法も紹介していきますので、ぜひチャレンジしてみてください♪

    記事内容
    • 1.夏にお勧めトレーニング
    • 2.大腿筋トレーニング

      

    1.夏にお勧めトレーニング

    夏は体のエネルギーを消耗しやすく体調不良を起こしやすいほか、健康のために行っていたはずの運動がきっかけで、運動中のひどいめまいや貧血、熱中症など体調不良を誘発してしまうことは多々あります。夏の環境的特徴と起こりやすい症状を理解し、運動方法も変えていく必要があります。

    ①「夏」の環境的特徴

    夏の環境は一般的に高温多湿な特徴を持っています。気温は一般的に上昇し、特に日中は暑く7〜8月にかけては40℃を超える猛暑日もあります。高温環境下では、体温調節機能が重要な役割を果たしますが、過度の暑さにさらされると、熱中症のリスクが高まります。熱中症の症状には高体温、頭痛、めまい、吐き気、倦怠感などがあります。

    また、夏の湿度も高くなります。湿度の上昇により、体からの汗の蒸発が妨げられ、不快感や体の不調を引き起こすことがあります。湿度が高い状態では、体感温度が実際の気温よりも高く感じられるため、熱中症のリスクが一層増加します。また、発汗しにくく状態で行われる体温調節には大きなエネルギーを使うので疲れやすいことも特徴です。通常より水分の排出も多くなるので体内の水分が60パーセントを切ると生命活動に必要不可欠な機能に障害が発生し様々な不調が出てしまいます。

    さらに、様々な健康上の問題を引き起こす可能性があります。 例えば、花粉症の症状が夏に悪化することがあります。特に夏の花粉は特定の植物や草木の花粉によるもので、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどの症状が現れることがあります。また、高温多湿な環境では、菌やカビの繁殖が促進されることがあり、アレルギー反応や呼吸器疾患のリスクが高まる可能性があります。湿度が高いとダニやカビの発生が増えるため、アレルギー症状や喘息の発作が悪化することもあります。

    総じて、夏の環境は高温多湿であり、それによって熱中症や花粉症、アレルギー反応の症状が悪化する可能性があります。適切な対策を講じて、十分な水分補給や涼しい場所での過ごし方、必要に応じた医療の利用など、健康管理に留意することが重要です。

    ②夏に感じる症状

    熱中症…高体温、頭痛、めまい、吐き気、倦怠感 夏の高温多湿な環境下で活動すると、体温調節が困難になり、熱中症のリスクが高まります。運動不足の場合、体力や耐熱能力が低下しているため、熱中症になりやすくなる可能性があります。

    日射病 夏の強い日差しに長時間さらされると、日射病を発症することがあります。高熱、意識障害、けいれん、循環不全などが特徴的な症状です。

    花粉症 夏には特定の植物や草木の花粉が飛散し、花粉症を引き起こすことがあります。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどがよく見られる症状です。

    水虫 夏は足元が湿度が高くなりやすいため、足の間や爪の周りなどで真菌感染症の一種である水虫が発生しやすくなります。かゆみ、発赤、ひび割れなどが症状として現れます。

    炎症性皮膚疾患 暑さや湿度の増加により、湿疹やかぶれ、蕁麻疹などの炎症性皮膚疾患の症状が悪化することがあります。

    夏季風邪 夏には風邪のウイルスも存在し、空調の冷房や寒暖差などが原因で夏季風邪を引き起こすことがあります。のどの痛み、鼻づまり、咳などが症状として現れます。

    睡眠障害 暑さや湿度により快眠が妨げられ、不眠や寝汗、夜間の目覚めなどの睡眠障害が増えることがあります。

    過度の疲労感 運動不足は体力や筋力の低下につながり、夏の暑さに対する耐性が低下します。その結果、軽い運動や日常の活動でも不快感や疲労感を感じやすくなることがあります。

    汗の不足 夏は暑さや湿度のために多くの汗をかきます。しかし、運動不足の場合、汗をかく機会が減り、体内の水分の蒸発が不十分になります。これにより、脱水症状や体温上昇のリスクが高まります。

    睡眠の乱れ 運動不足は睡眠の質やリズムにも影響を与えます。適切な運動を行わない場合、夏の暑さによる不快感や疲労感が睡眠にも影響を及ぼし、睡眠の乱れや不眠症の症状が現れる可能性があります。

    食欲低下 栄養を補うことは重要ですが、体温調節に体のエネルギーを多く奪われるため、消化のしやすいものを体は欲しがるようになります。

    ③お勧めの運動法

    ー部分的な筋力トレーニングー

    筋力トレーニングは場所を選ばず、自重トレーニングであれば道具も使用せず手軽に行うことができます。疲労感を感じやすい夏は、大きな筋肉を使うトレーニングを行うことで無理せず効率的に健康を目指すことがお勧めです。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・ 夏に鍛えるべきお勧めの部位は?

    ❶足:特に大腿筋(太腿) ❷お尻:大臀筋 ❸背中・胸 ・・・・・・・・・・・・・・・・

    上記は様々な筋肉が連携する大きな筋群がある場所です。ここを鍛え、代謝を高めることで下記のようなメリットがあります。

    * エネルギー消費の増加:代謝が上がる運動をすることで、エネルギー消費が増加します。夏は暑さによって基礎代謝が上昇し、体内のエネルギーを冷却に使うため、運動によるエネルギー消費がさらに増えます。これにより、体脂肪の燃焼が促進され、体重管理や体組成改善の助けとなります。

    * 体温調節機能の向上:高温環境下での運動は、体温調節機能を鍛える効果があります。暑い環境での運動によって、体内の熱を効果的に放散しやすくなり、熱中症のリスクを減らすことができます。体温調節機能が向上することで、熱耐性や忍耐力が高まり、暑さに対する耐性が向上します。

    * 心肺機能の向上:高強度の運動や有酸素運動は、心肺機能を改善する効果があります。夏に代謝が上がる運動をすることで、心肺系の負荷が増え、徐々に適応して強化されます。これにより、心肺機能が向上し、持久力や体力の向上につながります。

    * 発汗によるデトックス効果:夏の運動によって発生する汗は、身体の中の老廃物や毒素を排出する役割を果たします。発汗によるデトックス効果は、代謝の改善や身体の浄化に寄与します。

    * 心理的なリフレッシュ効果:夏に代謝が上がる運動をすることは、心理的なリフレッシュ効果ももたらします。運動によってエンドルフィンが分泌され、ストレスの軽減や気分の向上を促します。また、夏の明るい日差しの中での運動は、自然とのふれあいやアウトドア活動を楽しむことができ、心地よい気分を与えてくれます。

    ーその他、水中運動ー

    プールや海での運動を日常的に行うには少しハードルが高いかもしれませんが水中では体が冷やされるため、熱中症のリスクが低くなります。水中での水泳、ウォーターエクササイズ、アクアジョギングなどは、涼しく快適な運動としておすすめです。水中運動には下記のような効果があります。

    * 低負荷ながら全身のトレーニング:水中では体重が軽減されるため、関節への負荷が少なくなります。これにより、関節へのストレスや負荷を抑えながら、全身の筋肉を効果的にトレーニングすることができます。水中での運動は、上半身と下半身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。

    * 筋力と持久力の向上:水は抵抗があり、体が水中で動く際に筋肉に負荷をかけます。水中での運動は、筋力の増強や筋肉のトーンアップに効果的です。また、水の抵抗によって持久力が求められるため、持久力の向上にも寄与します。

    * 柔軟性と関節可動域の向上:水中では体が浮力を受けるため、関節への負荷が軽減され、筋肉や関節の柔軟性を高めることができます。水中で行うストレッチや範囲運動は、関節の可動域を広げる助けとなります。

    * カロリー消費と体脂肪の燃焼:水中での運動はエネルギーを消費し、カロリーを燃焼させます。水の抵抗によって運動強度が高まり、代謝が活性化されます。水中での運動は、脂肪燃焼を促進し、体脂肪を減らすのに役立ちます。

    * 心肺機能の向上とストレス緩和:水中での運動は心肺機能を刺激し、徐々に向上させます。また、水の抵抗や浮力によって筋肉がリラックスされ、心身の緊張がほぐれるため、ストレスの軽減にも効果的です。

    * 関節の保護とリハビリテーション:水の浮力により、関節への負荷が軽減されます。そのため、ケガや関節炎のリハビリテーションに適しています。水中での運動は、関節の可動域を広げ、筋力を回復させるために有効です。

    これらの効果により、水中運動は身体への負荷を軽減しながら、全身の筋力や持久力の向上、柔軟性の改善、ストレス緩和などをもたらします。さまざまな年齢やフィットネスレベルの人々にとって、水中運動は効果的な運動方法の一つとなっています。ただし、正しい姿勢や適切な技術を習得するために、専門の指導者のもとで行うことが重要です。

    2.大腿筋トレーニング

    ①大腿筋とは?

    大腿筋は膝上から足の付け根までの「太腿」と呼ばれる部位になります。 ここは筋群となっており、4つの筋肉から成り立っています。

    ❶大腿直筋(Quadriceps femoris): 大腿筋の中で最も大きな筋肉であり、太ももの前面に位置しています。大腿直筋は、4つの部分で構成されています。 ・組織部(Rectus femoris) ・外側広筋(Vastus lateralis) ・内側広筋(Vastus medialis) ・中間広筋(Vastus intermedius)

    ❷大腿二頭筋(Biceps femoris): 大腿筋の一部であり、太ももの後面に位置しています。大腿二頭筋は、内側二頭筋(Long head)と外側二頭筋(Short head)の2つの部分で構成されています。

    ❸半腱様筋(Semimembranosus): 大腿筋の一部であり、太ももの後面に位置しています。半腱様筋は、太ももの内側に位置し、筋肉の形状が膜状であることからその名前がつきました。

    ❹半腱様筋(Semimembranosus): 大腿筋の一部であり、太ももの後面に位置しています。半腱様筋は、太ももの内側に位置し、筋肉の形状が膜状であることからその名前がつきました。

    これらの大腿筋は、太ももの運動や姿勢の安定性に重要な役割を果たしています。特に大腿直筋は、膝関節の伸展に関与し、歩行や走行時に重要な役割を果たしています。

    ②鍛える効果

    大腿筋を鍛えるメリットは下記になります。

    * 強力な下半身の筋力増強:大腿筋は下半身の主要な筋肉群であり、特に大腿直筋は脚の前面を覆っています。大腿筋を鍛えることで、脚の筋力とパワーが向上します。これは日常の活動やスポーツパフォーマンスにおいて、歩行、階段の上り下り、走行、ジャンプなどの動作をより効果的に行えるようになることを意味します。

    * 代謝の向上と脂肪燃焼:大腿筋を鍛えることで筋肉量が増え、筋肉の代謝率が向上します。筋肉はエネルギーを消費するため、大腿筋の鍛えによって基礎代謝が上がり、エネルギー消費が増えます。また、筋肉量の増加によって脂肪燃焼効率も向上し、体脂肪の減少に寄与します。

    * 下半身のバランスと安定性の向上:大腿筋のバランスの良い発達は、下半身の安定性を高めます。特に大腿直筋と内側広筋のバランスが重要で、膝関節の安定性を向上させる役割を果たします。安定した下半身は、スポーツパフォーマンスや日常生活の動作の安全性を向上させる効果があります。

    * 骨密度の向上:大腿筋を鍛えることは、骨密度の向上にも貢献します。抵抗トレーニングや重い負荷をかける運動は、骨へのストレスを増やし、骨形成を促進します。大腿筋の鍛えによって、骨密度の低下を防ぎ、骨粗鬆症の予防に役立ちます。

    * 日常生活の機能向上:強力な大腿筋を持つことは、日常生活においても様々な利益をもたらします。例えば、長時間の立ち仕事や座りがちなデスクワークでも、脚の筋力があると疲労感や筋肉の痛みを軽減し、姿勢の維持や動作のパフォーマンスが向上します。

    * 体温調節の向上・むくみ改善:筋力を上げることで血流を促進する筋ポンプの力が増します。

    ③トレーニング方法

    スクワットは皆さんもよく知るトレーニングですが、実際に専門家やトレーナーから指導を受けたことはありますでしょうか?代表的なトレーニングの中でも、最も「間違ったやり方」になってしまいやすいのがスクワットです。

    ースクワットの正しいやり方/注意点ー

    ・膝が前に出ないように腰を下げましょう。腰が足の裏の真上に落ちるようにスクワットすると膝が前に出てバランスが崩れやすく、膝・腰を痛めやすくなります。

    ・ゆっくり腰を下げ、ゆっくりあげていきましょう。数が多ければいいというわけではありませんので、正しいやり方でしっかり呼吸を行いながらすることが大切です。

    ・反り腰になりすぎないよう腰を少し後傾させるイメージで行い、しっかり足の裏全体に体重を乗せていきましょう。

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    当院で紹介しているスクワットの紹介動画を見ながら 一緒にやってみよう!

    【スクワット】筋バランス調整スクワット@メディカルジャパン

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  • 【健康コラム】あなたもやってる!?腰を痛めやすい人がやってしまう行動4選とその改善方法

    腰痛はさまざまな原因によって引き起こされ、日常生活に支障をきたす一因となっています。このコラムでは、腰痛の種類や原因について解説していきます。また、改善・予防のためには、日常生活での特定の動作や姿勢の改善が重要ですので、立ち上がり方、座り方、立ち方、重労働や重いものの持ち上げ方などの具体的な改善方法を詳しく説明します。

    健康な腰を保つために必要な知識や具体的な行動を身につけ、日常生活の質を向上させていきましょう!

    記事内容
    • 1.こんなに多い!?腰痛の種類
    • 2.腰痛の原因
    • 3.腰を痛めやすい生活動作の改善4選
    • 4.腰痛改善方法

    1.腰痛の種類

    一言に腰痛と言えど、原因や痛み方によって様々な種類に分けられます。 自身がどの種類の腰痛なのかを知ることで、最短で効果的な治療や生活改善が必要な部分を見つけることができます。

    腰に痛みを感じてから3カ月あるいは6カ月以上経過しているものを「慢性腰痛」と呼びます。慢性腰痛は、原因や状態は様々で、小さいお子さんから、ご高齢の方まで幅広い方に見られます。

    慢性腰痛の多くは、筋・筋膜性腰痛(筋肉性腰痛)と呼ばれ、しっかりとした治療をしなければ何度も繰り返してしまいます。 普段の姿勢や筋肉の疲労状態、筋力や柔軟性の低下が原因となり起こります。激痛ではなく、重だるく、張りや凝るような不快な痛みに悩まされるのが特徴です。

    ーー①腰(脊柱)に由来するものーー

    ○成長に伴っておこるもの 先天異常や側弯症、腰椎分離症など

    ○加齢により生ずるもの 変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変性すべり症など

    ○感染や炎症によるもの 腰椎骨折や脱臼などの外傷、カリエスや化膿性脊椎炎など

    その他、転移癌などの腫瘍によるものなどがあります。

    ーー②それ以外のもの(内蔵由来、血菅由来、心因性)ーー

    ○解離性大動脈瘤などの血管の病気 ○尿管結石などの泌尿器の病気 ○子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科の病気 ○胆嚢炎や十二指腸潰瘍などの消化器の病気 ○変形性股関節症などの腰以外の整形外科の病気によるものがあります。

    加えて身体表現性障害、統合失調などの精神疾患や精神的なストレスによる心理的な原因による場合もあります。

    ーー③慢性腰痛に多い3つのパターンーー

    01. 屈曲型 殿筋群やハムストリングスの短縮により体幹前屈動作における骨盤前傾が制限され、疲労・短縮した腰背部の筋が遠心性収縮を強いられて増悪するタイプを指します。日常生活での愁訴としては「靴下を履くときにいたむ」「椅子に座るときに痛む」などと表現されます。

    02. 伸展型 腸腰筋や大腿筋膜張筋など股関節屈筋の短縮や過緊張があり、体幹を伸展させる際に骨盤前傾・腰椎前弯が増強して疼痛が増悪するタイプの腰痛を指します。一般的な愁訴として、「椅子から立つときに腰が伸びない」などと表現されます。

    03. 回旋型 体幹回旋により疼痛が増強されるタイプの腰痛で多くの場合腹筋の緊張が不十分なため回旋動作の際に骨盤前傾が増強し、腰椎に回旋・伸展ストレスが加わるため起こると考えられています。非回旋側では同側の腰方形筋の過緊張により、非回旋側では骨盤前傾が増強して伸展型腰痛と同様のメカニズムが一側に作用して疼痛が増強する例が多くみられます。野球やテニスなど回旋動作を多用するスポーツに多発します。 それぞれどの動きで腰の痛みが増悪するのかによってどのタイプの腰痛か考えていくのが簡単な見極め方になります。

    例を挙げると、腰を左右に回した時に痛みが出やすい方だと回線型腰痛と判断できます。 しかし、単純に腰だけの問題ではないことが多々あります。 お尻の柔軟性や股関節の可動域はしっかりと確保されているか。お腹の筋力はどうか。普段の立ち姿勢や生活スタイルはどのようにしているのか。ゴルフやテニスなど、身体を頻繁に捻るスポーツをしているのか。など…

    ーー④急性腰痛ーー

    急性腰痛は、腰部に突然起こる強い痛みを指します。急性腰痛は急性腰痛症候群とも呼ばれ、腰椎の筋肉や靭帯、椎間板、神経などに起因する疼痛症状です。 主な特徴としては以下のような点があります。

    * 突然の発症: 急性腰痛は一瞬にして発症し、激しい痛みを伴います。腰の動きや姿勢の変化、重い物の持ち上げなどが原因で発症することが多いです。

    * 腰部の痛み: 痛みは通常、腰の中央部や腰椎の周辺に集中します。腰の両側やお尻、下肢にも痛みが放射することがあります。

    急性腰痛は多くの場合、数週間から数ヶ月で自然に改善することが多いです。

    2、腰痛の原因

    上記にあるように、体の成長過程においてや加齢・病気・怪我が要因となる腰痛のほか、精神的要因から来る場合もあります。

    急性の場合、ある動作や重いものを抱えたことがきっかけとなって、筋疲労や筋肉の損傷・肉離れを起こすことが原因です。

    慢性症状の場合は、スポーツや日常動作など、負担のかかる間違った動作を継続的に行うことで慢性化してしまうことがほとんどです。

    3.腰を痛めやすい生活動作の改善4選

    ①立ち上がり方

    ❶体を前に倒して立ち上がるのではなく、顔は正面を向いて頭が上に引っ張られるように立ち上がります。体を前に倒して立ち上がると背中と腰の筋肉だけで体を支えることになり痛めやすくなってしまいます。体をできるだけまっすぐに立たせることで、腹筋と背筋の両方を使うことができ怪我をしにくくなります。

    ❷ゆっくりと起き上がる 早い動作は筋肉を緊張させやすい為ゆっくりとした動作で行いましょう。

    ②座り方 ❶背もたれにはもたれず、骨盤を立たせます この時腰が反らないよう緊張させないように意識しましょう。

    ❷背骨を1つずつ積み上げるように伸ばしていく

    ❸肩は巻き肩にならないよう胸を張っていきます この時も背中を緊張させないよう、無理のない程度で行います。胸を張りにくい方は、先に大胸筋のストレッチをしてみましょう。

    ❹真っ直ぐ伸びた背骨に頭を乗せるイメージでなるべく正面を向きましょう。

    【姿勢】国家資格者が教える!正しい座り方

    ③立ち方 耳・肩・骨盤・膝・踵が横から見たときに真っ直ぐの位置に来ることが理想的です

    【姿勢】国家資格者が教える!正しい立ち方

    ④重労働・重いものの持ち上げ方 重いものを持つときに重要なのが姿勢です。

    ❶足を広げ、足の裏全体でしっかり支えます。この時荷物は両足の真ん中。荷物が体に遠くならないよう、なるべく近いから持ち上げ始めます。

    ❷持ち上げる時は脇は閉め、自分の体に引き寄せるようにしましょう。

    足を閉じた状態や、脇を緩めた状態、体から離れたところで荷物を持つと、背面の筋肉が伸びた状態で緊張することになり、怪我の要因となってしまいます。

    4.腰痛改善方法

    ①自身が腰痛のどの種類に当てはまるのか、自身の腰痛の状態を理解する 治療はもちろん大事ですし専門の医師や臨床家に任せることは大切ですが、「どうして慢腰痛になったのか」要因となった日常的動作に気が付かなければ、何度も繰り返してしまうことになります。

    当院では以下の機器を使用し患者さんに今の状態をわかりやすくお伝えしています ❶AI姿勢診断 ❷歩行診断機 ❸2Dエコー

    ②痛みの改善 ひどい痛みは生活へ影響してしまいます。痛い状態で無理をして生活を続けると悪化する可能性もありますし、大きな怪我のきっかけになってしまうことも。痛みには早い対処を行いましょう。

    メディカルジャパン では、慢性腰痛・急性腰痛にも豊富なエビデンスを持った治療プログラムがあります。当院に来院される患者さんの症状としても腰痛は上位に入ります。同じ腰痛と言えど、皆さんの生活(仕事)や姿勢・動作は異なるため、丁寧なヒアリングと臨床家の評価により、その方にあった治療法を整骨・鍼・マッサージ・トレーニング・医療器などの中から選択し、施術していきます。

    ③予防策の習慣化 一時的な改善だけでは、再発や腰痛が癖づいてしまうなどのリスクがあります。日常における正しい動作を知ることと、体の柔軟性・筋力を高めるトレーニングを行なっていく必要があります。

    【腰痛】慢性腰痛改善エクササイズをご紹介!