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【健康コラム】ひどい頭痛に悩まされる方は”肩甲挙筋”に注目!

定期的に起こる片頭痛、低気圧で感じる頭痛… 頭痛持ちの方がご自身のコンディションをうまく保つのはかなり難しいとされていますが、症状を軽減すること、長期的にみて克服することは可能です。 そのために大切なことは、「ご自身の頭痛の原因」を知ることにあります。 頭痛の種類はいくつかに分かれ、またその頭痛はどんな環境(きっかけ/要因)によって引き起こされているのか、これらによって治療法やご自身での対策方法が変わります。

このコラムでは、頭痛持ちの方に起こりやすい”脳への血流障害”にフォーカスして紹介します。頭痛の種類や頭痛に関連する首の問題、頭痛の改善方法から治療方法まで詳しく解説していきます。

記事内容
  • 1.頭痛の種類
  • 2.多くの頭痛持ちが抱える首の問題
  • 3.肩甲挙筋とは?
  • 4.頭痛改善ストレッチ
  • 5.首の運動はこんなメリットも!
  • 6.頭痛持ちのための超音波鍼灸

1.頭痛の種類

日本では、外来初診患者の約10%が頭痛を主訴とすると言うデータがあります。 3〜4人に1人(約3000万人)が「頭痛持ち」と言われ、そのうち2200万人が緊張性頭痛、840万人が偏頭痛、1万人が群発頭痛といわれています。 さらに、くも膜下出血などによる頭痛は、毎年約 1万人〜 3万人に発生するとされています。 また世界中で、日常生活に支障を及ぼす頭痛を、最低 40%の人が経験すると言われています。

男性よりも女性のほうが頭痛の症状を訴えることが多く、その1つにPMS(生理前症候群)に伴うものがありますが、これは生理中にエストロゲンが血中から減少し、セロトニンに何らかの影響を与えて片頭痛を引き起こしやすくなるからではないかとも考えられています。

ー頭痛には「一次性頭痛」と「二次性頭痛」があるー

普段感じる頭痛の多くは、他に原因となる病気のない「一次性頭痛」です。 よく頭痛に見舞われる人だったら、ストレスや生活習慣、姿勢などがきっかけで起こった際に「ああ、前と同じような頭痛だな」という感覚があるかもしれません。

一方、病気などの原因によって引き起こされる頭痛は「二次性頭痛」といいます。 特に見逃すと危険性が高い病気、また医師のもとできちんと治療を受ける必要がある病気としては、くも膜下出血、脳腫瘍、慢性硬膜下出血、高血圧性脳症、副鼻腔炎、うつ病などがあります。

ー慢性的に起こる一次性頭痛についてー 一次性頭痛には大きく分けると片頭痛・緊張型頭痛・群発性頭痛の3つのタイプがあり、それぞれ頭痛を誘発する要因や対処法が異なります。自分の頭痛はどのタイプにあたるのかを把握してそれに合った対策をとることが大切です。

2.多くの頭痛持ちが抱える首の問題

多くの頭痛持ちが共通して抱える問題の一つが、首の筋肉の緊張や姿勢の悪さです。

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正常な姿勢の状態で、痛くない程度で頭を回してみましょう。

この時、いずれかの角度で首に痛みを感じた方、頭で描く円が小さいと感じる方は首の筋肉が硬くなっている可能性があります。

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首や肩の筋肉が緊張しすると、血液循環が悪化し、脳内に届くはずの血流が不足してしまいやすくなります。これは、酸素や栄養が十分に脳に供給されないことを意味し、その結果、頭痛を引き起こしたり、気圧調整をする耳の機能が低下して不調を感じやすくなります。

この背景は、現代社会の過ごし方にあります。

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、ストレスによって、姿勢の悪化や筋肉バランスの崩れが起こりやすい環境になっています。

まずは、身体本来の正常機能を戻してあげることが大切です。

次に、肩の緊張を解消するために重要な”肩甲挙筋”について紹介します。

3.肩甲挙筋とは?

肩甲挙筋は、肩甲骨と首の間に位置する筋肉で、主に肩を上に引き上げる動きや首に動きをサポートしている筋肉になります。緊張によって肩に力が入りやすい人や首を前に出した姿勢になりがちな人はこの筋肉が緊張し、硬くなりやすいです。

この筋肉が緊張すると、首や肩に痛み・不快感が生じたり、それにらによって頭痛を引き起こす可能性があります。ですので、首こりや肩こりと頭痛は深い関係にあります。

4.頭痛改善ストレッチ

頭痛の症状緩和・予防対策には、肩首周りの血流改善がおすすめです。 まずは、当院の国家資格保持臨床家によるご自身でできるストレッチを紹介します。

肩甲挙筋のストレッチ① 首全体の可動域を広げる肩甲挙筋のストレッチ

肩甲挙筋のストレッチ② サイドに伸ばす肩甲挙筋のストレッチ

ツボを刺激して行う頭痛改善 太衝のツボ指圧

上記は、頭痛を感じたときだけでなく、毎日定期的に行うことでより効果が期待できます。 1分程度でできる内容ですので、ぜひ実践してみてくださいね♪

5.首の運動はこんなメリットも!

首の運動は、頭痛持ちだけでなく、誰にとっても重要です。 以下に、首の運動が提供するさまざまなメリットについて詳しく説明します。

1)首の可動域の改善 首こりや痛み、寝違えを起こしやすい方は、痛みにより首の可動域が狭いことが多いです。 筋肉を柔軟にすることで首の可動域が広がり快適になります。

2)姿勢の改善 首の運動は、正しい姿勢を維持するために重要です。 首の筋力・柔軟性を高めることで、頭部をしっかり支え、猫背や姿勢の悪化を防ぎます。

3)ストレスの軽減 首の運動を呼吸と一緒に行うことでリラックス効果をもたらします。さらに、首の不快感が改善し、ストレス緩和に繋がります。

4)脳の活性化 首の運動により、首周りの血液循環が促進され、脳への酸素と栄養供給が向上します。これは脳の機能を改善し、集中力や認知機能を向上させる助けになります。

以上のメリットからもわかるように、首の運動は身体と精神の健康に多くの利点をもたらします。頭痛持ちの方々だけでなく、誰もが日常的に首の運動を取り入れることで、健康を維持し、頭痛やその他の不快な症状を予防できます。

6.頭痛持ちのための超音波鍼灸

ご自身でのメンテナスで症状が改善しない方、治療をご検討されている方は、メディカルジャパンの頭痛プログラムをご検討ください。

当院は、国家資格を取得した臨床家が、患者さんの生活習慣から症状、身体の状態を評価し、原因に直接働きかけるオーダーメイドの治療を行っています。

主に、頭痛プログラムではそのような治療が行われているのか以下に紹介します。

<脳血流量改善の介入ー胸鎖乳突筋など首回りの筋肉へのアプローチー>

胸鎖乳突筋の筋緊張が常時高くなると、下を走行する頚動脈の絞扼障害が発生します。 頚動脈の絞扼障害が発生すると、大脳や聴覚器に送られる血流のスムーズさがなくなります。脳は各部位が様々な領域に細分類され、それぞれ異なった機能を担っています。例えば大脳皮質は、細胞構築の差により52領域に細分類されています。このような機能局在は中枢神経の全領域に存在し、脊髄においては、分節ごとに手や足の体性感覚や運動機能を有する体部位局在を有しています。

脳への酸素供給が減少すると、各細胞への栄養が滞り、機能低下を起こしかねません。

①2Dエコー(超音波検査)を用いて検査

2Dエコー(超音波検査)を用いて検査をします。2Dエコーは筋肉、腱、靭帯などの軟部組織の観察に優れています。 レントゲンやCTには映らない痛みの原因、つまり観察が不可能なトリガーポイント、筋線維、靭帯、腱などの軟部組織が原因の場合、この2Dエコー(超音波検査)が大変有効です。

②呼吸法と姿勢改善

首には、筋肉と神経が複雑に入り組み、そこに、脳に栄養を送る太い血管が通っています。呼吸法や姿勢矯正を行うことで、可動範囲の拡大や柔軟性の向上を目指します。早期の改善をめざすため、一人一人に合わせたカウンセリング、カスタマイズ施術、オーダーメード施術をご提供します。

③超音波治療

ピンポイントで超音波を非温熱効果もしくは温熱効果のどちらかで照射します。 超音波→深部熱による脊髄動脈及び動脈叢の血流増大。 さらに高周波治療器・超音波治療器組合せ理学療法機器(アストロン)を使用し、高周波で筋肉の緊張の緩和し、痛みの伝達を抑制する効果を期待できます。

メディカルジャパンでは、エコー、超音波医療器、徒手、リハビリ体操などをプログラムし、その方の頭痛の改善に取り組んでいます。

まとめ 頭痛改善には、肩甲挙筋の柔軟性を高め、脳内血流の改善を図ることが大切!正しいストレッチや運動、そして必要であれば専門家の助けを借りた治療方法を採用することで、頭痛を軽減し、日常生活の快適さを取り戻すことができます。頭痛から解放されるために、今日から肩甲挙筋に注目してみましょう。

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