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早期対策を!急増中のスマホ首に伴う肩こり・頭痛

スマートフォンの普及に伴い、スマホ首という問題が注目されています。 このコラムでは、スマホ首の定義とその原因、さらにスマホ首が体に与えるダメージについて詳しく解説します。肩こりや頭痛といった一般的な症状だけでなく、様々な症状の引き金になってしまうこともあるスマホ首。自己チェック方法やおうちでできるスマホ首対策、医療による治療・対策についても紹介していきますので、スマホ首の問題を正しく理解し、改善・予防に役立てていきましょう!

記事内容
  • 1.スマホ首とは?
  • 2.スマホ首が与える体へのダメージ
  • 3.スマホ首の自己チェック方法
  • 4.やってみよう!早期対策
  • 5.医療によるスマホ首治療・対策

1.スマホ首とは?

①スマホ首の定義とその原因

スマホ首とは、現代のデジタル生活においてよく見られる姿勢の問題です。 スマートフォンやタブレットなどのデバイスを使用する際、多くの人が画面に集中し、首を前方に突き出す傾向があります。この姿勢の変化によって、首や背中の筋肉に負担がかかり、様々な問題が引き起こされる可能性があります。

主な原因は、以下のような要素が考えられます。 まず第一に、長時間のスマートフォン使用による姿勢の維持です。画面に集中し続けるために、首を前に突き出す傾向が生じ、そのままの姿勢を保つことが多くなります。また、スマートフォンの使用時間の増加もスマホ首の一因となっています。さらに、デバイスの使い方にも注意が必要です。画面を上から見るために、首を下げたまま使用することが多いですが、この姿勢は首に大きな負担をかけます。また、スマートフォンの重さや大きさ、操作のしやすさによっても姿勢が影響を受けることがあります。

②姿勢の変化

スマートフォンを使用する際の悪い姿勢の特徴

❶頭を下げ、首を前方に突き出す この習慣的な姿勢の変化は、長期間にわたって首のカーブを失わせる結果をもたらします。

❷猫背 姿勢の変化によって胸部が圧迫され、呼吸の制限や肺機能の低下を引き起こすことがあります。

❸巻き肩 首・猫背に伴い、肩も前へ出てしまいます。

2.スマホ首が与える体へのダメージ

①肩こり

スマホ首は、肩こりの発生に深く関わっています。スマートフォンを使う際、多くの人が画面に集中して頭を下げ、首を前方に突き出す傾向があります。この姿勢の変化によって、首や肩の筋肉が長時間にわたって緊張し続けます。特に、首の後ろ側の筋群が弱くなり、前側の筋肉が過度に緊張することがあります。この筋肉の不均衡が肩こりを引き起こす原因の一つとなります。

さらに、スマホ首の姿勢は、頸椎や背骨の自然なカーブを乱すため、正しい姿勢を維持するための負担が増加します。これにより、肩と首の筋肉に過剰な負担がかかり、筋肉の緊張や血行の悪化が起こる可能性があります。その結果、筋肉の疲労や炎症が生じ、肩こりの症状が現れるのです。

②頭痛

スマホ首は、頭痛の発生にも深く関わっています。スマートフォンを使う際の姿勢によって、首の筋肉や靭帯が長時間にわたって緊張し続けます。特に、首の後ろ側の筋群が弱くなり、前側の筋肉が過度に緊張することがあります。この筋肉の不均衡が頭痛を引き起こす原因の一つとなります。

また、スマホ首の姿勢は頭部の重量を支える頸椎に負担をかけます。正常なカーブを保つことが困難になり、頸椎の不安定さや圧力の増加が起こる可能性があります。この状態が神経や血管に圧迫を与え、頭痛を引き起こす可能性があります。

③その他の症状

・胸郭圧迫による呼吸制限/脳への酸欠

・上記による集中力の低下/疲労感

・頚椎や神経の圧迫による手や指に感覚の異常/痺れ

・電子機器と目の距離の近さによる眼精疲労やドライアイ

・猫背による背中こり/痛み

・猫背による腰痛悪化

・猫背による心理的影響

3.スマホ首の自己チェック方法

スマホ首の自己チェック方法を使って、自分の姿勢や症状を確認することができます。

❶鏡を使った姿勢の確認 鏡を前に置き、正面から自分の姿勢を確認します。まずは立った状態から自然な姿勢で見てみましょう。頭が前に突き出している、肩が前に丸まっているなど、スマホ首による姿勢の特徴があるかを確認します。

❷スマートフォン使用時の姿勢チェック 実際にスマートフォンを使う姿勢で自分の姿勢をチェックします。スマートフォンを手に持ち、画面を見ながら通常通り使用します。その際に、頭が前に出ていないか、首が曲がっていないか、背中が丸まっていないかなど、正しい姿勢を保てているかを確認します。

❸症状のチェック □肩こりが頻繁に起きている □頭痛が頻繁に起きている □首の痛みが頻繁に起きている □1日の終わりに背中のこり・痛みがある □長時間のスマートフォン使用後に症状が現れる・強くなる

特に最後の項目に当てはまる方は要注意です。

姿勢確認は、動画で撮影や他者からの視点で評価してもらうとわかりやすいです。正しい体のバランスは専門家指導の動画を参考にしたり治療院の臨床家に指導してもらうことをお勧めします。

4.やってみよう!早期対策

ストレートネックは習慣化してしまった姿勢・動作による症状です。 発症前からの予防が大切なのはもちろんですが、症状を感じた際でも早期で対処することが最も重要です。

生活習慣からくる症状の対策としては、 ①姿勢・動作改善 ②筋肉の柔軟性を高めるストレッチ ③必要時に使える筋肉を育てるトレーニング の3つからアプローチすることがホームワークの基本となります。

今回は、当院のスマホ首に関するホームワークをご紹介します!

○姿勢改善

【ストレートネック】つらいストレートネックを改善!ストレッチ方法の紹介 スマホ首を改善するために最も重要な「姿勢改善」。 顔が前に出やすくなってしまった方にお勧めな下記のストレッチを取り入れ、正しい姿勢を作りやすい体にしていきましょう。

○毎日簡単トレーニング

メディカルジャパン 猫背とスマホ首対策 セルフ体操 「筋トレ」はめんどくさい!と思う方にほどお勧め!猫背・ストレートネックは背中の筋肉が使えてないことが大きな原因とも言えます。上記の動画は、胸筋を伸ばし、肩甲骨を寄せやすくするための簡単トレーニングです。

○胸鎖乳突筋ストレッチ

【首こり】ストレートネックや首コリ改善!ストレッチ方法の紹介 首を支えている筋肉の一つである胸鎖乳突筋。柔軟性が低下してしまうと、緊張・収縮しやすくなり首周りの可動域にも影響してしまいます。上記の動画では安全で効果的なストレッチ方法と医学的視点からしっかり解説してくれる動画となっています。

5.医療によるスマホ首治療・対策

スマホ首に対する治療は、要因となる動作や生活習慣を見極め、その人に最も必要なアプローチを見つけることが重要です。

痛みを取るだけの治療ではなく、鍼灸による筋肉の柔軟性・血流改善と並行して姿勢改善の基盤となる体の歪みを整える場合や、気がつかずやっていた体に負荷をかける動作改善のリハビリやその原因となる筋肉の緊張を緩めていく治療など、人それぞれに合う治療を組み合わせること、そしてプロによるホームワーク指導が大切です。

当院は、患者さんへのカウンセリング・臨床家の評価・専門診断機により状態と背景を見極め、様々なメニューからその人に合う治療をプログラムする「テーラーメイド治療」を実施しております。

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